次代を担う花形役者の熱演を京都で堪能した件 | 笛吹きの備忘録

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おばあさんのモノワスレ対策ブログです。
アマチュア楽団でフルートを吹いています。
お芝居が大好き!

南座で「三月花形歌舞伎」を観劇しました。


本日、千穐楽です。
演目は『番町皿屋敷』と『芋掘長者』の二本で、午前の部と午後の部で役者が交代します。
私が観たのは午前の部で、皿屋敷のお菊さんには壱太郎さん、青山播磨には隼人さん、芋掘りの緑御前には米吉さん、藤五郎には巳之助さんでした。(午後の部は逆になるのね)
なので、最初のご挨拶には、出番があとになる米吉さんが素顔で登場しましたよ♪♪♪
写真撮影OKだったのね。
米吉さんのお喋りが達者で、相棒の橋之介さんシドロモドロ…、そのやりとりが楽しいお二人でした。
若々しい!

『皿屋敷』って、家宝のお皿を割って吊るし切りされたお菊さんが、幽霊になって井戸から出てくる怪談だと思うでしょ。
それは『播州皿屋敷』なんです。江戸期から「1ま~い、2ま~い」って上演されていました。

一方、こちらは『番町皿屋敷』で、大正時代に岡本綺堂が書いた純愛物語なのです。
番町のお菊さんは、とっても主体的! 
家宝のお皿を割ることで、播磨の愛を試そうとするのね。「私とお皿とどっちが大切なの?」ってやつです。
播磨はもちろん「お菊が大切に決まってるだろ」と答えます。
うん! 純愛だ!

ところが! お菊がわざとお皿を割って、自分の愛を確かめようとしたことが分かって、播磨は怒っちゃうのですよ。
「なぜ、俺の愛を信じない! 俺にとっては一生に一度の恋だったのに…」ってね。
↑この台詞は私の勝手な要約です。
お菊さんも、播磨の愛を確信できたので斬られて本望(←これも勝手な要約)と、納得して、斬られちゃいます。
そして、井戸に投げ込まれるのですよ。

播磨は「もう恋なんかしない! 喧嘩ばっかりしてやるぞ!」(何度も言いますが、私の勝手な要約です)と決意して、幕になります。

壱太郎さん、隼人さん、熱演でした。

そして『芋掘長者』の米吉さん、可愛いかった♪

若いっていいな~

さて、帰りは、阪急電車の「京とれいん」に乗りました。

車内は、京都の町屋風デザインで、座席には畳が使われてます。
オヤツはもちろん八ツ橋♪