ハヌマン神の金剛合掌 | アジアのお坊さん 番外編

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旅とアジアと仏教の三題噺

以前にタイ人は「金剛合掌」をしない、という話を書かせて頂いたことがある。

 

金剛合掌というのは下図のような指を組み合わせる合掌のこと。

 

 

ちなみに、この画像は台湾の仏教書からの引用なのだが、日本の仏教宗派では天台宗・真言宗の密教などで、この金剛合掌を使用する。

 

タイ人でこの形の合掌をする人を見かけることはないが、バンコクのサラ・チャレームクルン・シアターという劇場前に立っている猿神ハヌマンの像がこのような形で手を合わせていた記憶がある。

 

…ということを以前に書いたのだが、写真を撮ってはいないので不確かだったところ、ふと思い立って Google Earthで地図の画像を確認したら、何とハヌマン像の写真が映っている! 

 

しかし、ちょうど像の合掌の部分が不鮮明なので、それではと思って今度は素直にシアターのホームページを見てみたら、呆気なく下のような画像が見つかった。

 

 

 

ただし、このハヌマンの手の形が金剛合掌だとは、必ずしも言い切れないけれど。

 

 

 

※ハヌマンは今もタイの庶民に親しまれている「ラーマキエン」(インドの叙事詩「ラーマーヤナ」のタイ語版)に出て来る神猿です。

 

※本当は「合掌」について色々書きたかったのですが、長くなるので次回のテーマとさせて頂きます。

 

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