フィリピンの山下財宝 | アジアのお坊さん 番外編

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またしても、山下財宝に関するニュースが報道された。アジアで最も有名な財宝伝説の一つである「山下財宝」とは、太平洋戦争末期、フィリピンを占領していた日本陸軍の山下奉文大将が、シンガポールや香港から集めた金塊や宝石を、降伏前にフィリピンに埋めたとされる伝説のことだ。

昔からこの伝説に関するニュースの新聞記事に気が付いたら,切り抜いて置くようにしているが、今回の事件はテレビ報道で見ただけで、新聞が手元にないので、仕方なくインターネットから引用させて頂くことにする。出典は2018年6月2日付の産経ニュース。


フィリピン警察は2日までに、「財宝探し」のため違法な穴掘りをしたとして、日本人4人とフィリピン人13人の計17人を逮捕し、シャベルやロープなどを押収した。
17人は財宝を見つけられず、どのような財宝を探していたかも不明。フィリピンには太平洋戦争中に旧日本軍が隠したとされる「山下財宝」にまつわる伝説があり、これを探しだそうとする者と地元民とのトラブルが多発していた。
警察によると、日本人は40~60代の3人と15歳の少年。北部ルソン島サンバレス州沖にあるカポネス島で、約5メートル四方で深さも約5メートルの穴を掘った疑いがある。
警察は、日本人の大人3人が資金を出し、穴を掘るフィリピン人を雇ったとみている 。3人のうち1人はフィリピンの就労ビザを持ち、2人は旅行者だった。少年は通訳だったとみられる。


私の手元にある新聞の切り抜きには、これを発掘しようとする米国人グループの話、現地ゲリラに拉致されたと思われた日本人が、実は山下財宝を掘っていたというニュース、山下財宝の一部だと騙されて、金メッキの仏像を高額で買わされたマニラの日本人ビジネスマンの記事などがある。

また切り抜きによれば、山下財宝以外にも、マレーシアのサバ州(ボルネオ島のマレーシア側)やパブアニューギニアのニューアイルランド島などでも、旧日本軍の財宝騒ぎがあって、その都度、日本の新聞記事になっている。

今回の記事もコレクションすべく、産経新聞社にバックナンバーの有無を問い合わせようかと思うのだけれど、これも私の執着かな?

                                  おしまい。