プラユキ・ナラテボー師と回向の偈文 | アジアのお坊さん 番外編

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旅とアジアと仏教の三題噺

昨日に書かせて頂いたブログの中で、テーラワーダ仏教で布施や供養を受けた時などによく使われる、「Yatha varivaha…」で始まる回向の偈文「Anumodanarambha gatha」について、日本人上座部僧プラ・マハプンニョ・落合師の日本語訳文を、使わせて頂きました。

このお経に関しては、同じく日本人上座部僧のプラユキ・ナラテボー師のご著書にも訳文が載っているのは分かっていたのですが、昨日の時点では間に合わなかったので、改めてここに紹介させて頂きます。昨日の拙ブログのテーマであった、この偈文の最後の一文「Ayu vanno sukham balam」の、プラユキ師訳は以下の通りです。

「長寿、美、幸福、力という四つの法の増大が得られますように」-プラユキ・ナラテボー著「気づきの瞑想を生きる」(佼成出版社)84頁より

ちなみに、このお経全文のプラユキ師訳が、とても流麗で美しいので、是非手に取って、ご参照頂ければと思います。

タイで修行し始めた頃、町でちょっとした買い物をして、お供養ですからお金は要りませんとタイの人に言われたら、パーリ語の「Anumodana」にタイ語の「ドゥアイ ด้วย」という言葉を付けて、「アヌモタナー ドゥアイ」と言えばいいよとプラユキ師に教えて頂いたことなどを、懐かしく思い出します。

も是非ご覧ください!!