
主にテーラワーダ仏教関係の書物を精力的に発行されている出版社のサンガから、タイで活躍する日本人上座部僧、プラユキ・ナラテボー師による、待望の新著が出版されました。タイトルは、「自由に生きる ーよき縁となし、よき縁となる。抜苦与楽の実践哲学」です。
出版社を通じて、著者ご自身から法施して頂いたこの本を、早速に読ませて頂きました。プラユキ師のこれまでの著作には、「気づきの瞑想を生きる」(佼成出版社)「苦しまなくて、いいんだよ」(PHP研究所)「脳と瞑想」(サンガ)などがありますが、今回の「自由に生きる」は、それらのご著書の出版以降に、師が様々な媒体に寄稿された文章が元になっているため、現時点におけるプラユキ師のお考えの集大成とも言える内容になっています。
例えば、「気づきの瞑想を生きる」に見える、師がタイで出家するに至った経緯、「苦しまなくて、いいんだよ」に見られた、師の下を訪れた日本人の方々が、如何にして師の説く仏法によって正しい心を取り戻して行ったかの実際例、そして「脳と瞑想」と同様の、異分野の方たちとプラユキ師との対談といった内容がすべて盛り込まれ、さらに各書と同じく、チャルーン・サティ瞑想(手動瞑想)の実践方法も図解入りで解説されているという、贅沢な内容になっています。
プラユキ師が「大法輪」に寄稿されたアーナパーナ・サティ瞑想の解説までが収録されていることも私には嬉しくて、初めてプラユキ師の著作に触れる方にも、今までの師のご著書に親しんで来られた皆様にも、きっと興味深い内容であると確信しつつ、皆様に「自由に生きる」をお勧めさせて頂く次第です。
合掌
※プラユキ・ナラテボー師の活動については、
篤志家の皆様が運営されている
をご参照下さい。
また、アーナパーナサティ瞑想については、
タイの高僧プッタタート比丘の著作の
三橋ヴィプラティッサ比丘による日本語訳CD、
アーナパーナサティ瞑想の解説書「観息正念」、
アーナパーナサティ瞑想の解説書「観息正念」、
並びに仏教の要諦の解説書「仏教人生読本」を入手ご希望の方は
タイ プッタタート比丘 「仏教人生読本」「観息正念」改訂CDーR版 頒布のお知らせをご参照下さい。
タイ プッタタート比丘 「仏教人生読本」「観息正念」改訂CDーR版 頒布のお知らせをご参照下さい。
※ホームページ「アジアのお坊さん」本編も是非ご覧ください!!