アジアの国の満開の花 | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

先日、日本の思いがけぬ所で、一面の蓮畑を見た。やっぱり蓮は極楽の花だ。にわかにインドの蓮池を思い出した。

インドの国鳥はクジャク、国花は蓮だと知っていたが、他の国はどうだろうと思って調べてみたら、国鳥はともかく、国花に関しては、なるほどと思えるものが多かった。

日本は桜と菊、韓国はムクゲ、中国は牡丹、台湾は梅、インドネシアがジャスミン、タイはスイレン、スリランカとバングラデシュは熱帯スイレン、グルジアがブドウ。

いくつかの国では国樹というものもあって、ベトナムが竹、インドが菩提樹、イスラエルとパレスチナがオリーブ。

各国の文化と風土が、匂い立つようだ。


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ー花の香りは風に逆らっては進んで行かない。栴檀もタガラの花もジャスミンもみなそうである。しかし徳のある人々の香りは、風に逆らっても飛んで行く。得のある人はすべての方向に薫る。

ー栴檀、タガラ、青蓮華、ヴァッシキー、これら香りのあるものどものうちでも、徳行の香りこそ最上である。

「ダンマパダ ブッダの真理の言葉」(中村元訳・岩波文庫) 第2章「花にちなんで」54、55句


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