小さい頃から本が好きで、小学校に図書館というものがあると知った時、それと近所の商店街の古本屋さんの存在を知った時は、どんなに嬉しかったことだろう。
お坊さんになって家を出た時に、大量の本を処分し、修行がいくらか落ち着いたところで、少しだけ手元にずっと残していた本に、改めて少々の本を買い直したのが、現在の蔵書の全てで、数は少なくても、厳選を重ねて手元に残った本だから、古い本も新しい本も、何回も読み直した好きな本ばかりだ。
仏教書と探偵小説とそれ以外の本のそれぞれに古い本と新しい本があって、仏教書以外で最近に買って、何度も読み直しているのが、「タネも仕掛けもございません」(藤山新太郎著・角川選書・2010年)という本。
初代引田天功、伊藤一葉、アダチ龍光、島田晴夫といった昭和の奇術師について、現役プロマジシャンである著者の見聞や芸論を交えながら紹介した貴重な内容だ。
昔から手元に残している本のことはさて置き、探偵小説でわりと最近に買って何度も読み直したのは「ディミター」(W.P.ブラッティ・創元推理文庫・2012年)、仏教関係で、比較的最近に買って、何度も読み直しているのは「挑戦する仏教」(2010年)「アジアの仏教と神々」(2012年・共に法藏館)だ。
本を読むのは楽しい。

※画像は韓国の曹渓寺で撮影した写真です。
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