台湾映画「KANO」 DVDレンタル開始を祝して | アジアのお坊さん 番外編

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2014年2月下旬、日本統治時代に甲子園出場を果たした、台湾の嘉義農林学校(現在の国立嘉義大学)、通称「嘉農」野球部の活躍を描いた台湾映画「KANO」が、台湾で上映された。

そして日本でも、この映画は2014年の3月に「第9回大阪アジアン映画祭」の中で上映された。

同じ3月に私は、台湾の清水祖師廟を訪れるため、台北の西門地区を歩いて通り抜けた時に、映画館の前でフリーペーパー「破報」をもらい、そこで特集されていた映画「KANO」のことを知った(10年近く続いた「破報」は、ちょうどその月に休刊になった模様)。ちなみに、台湾のテレビのニュースでも、当時、頻りにこの映画のことを取り上げていた。

2015年の初頭から、日本でも「KANO」は、「KANO 1931 海の向こうの甲子園」というタイトルで、ロードショー上映された。評判は良かったようで、日本の旅行会社のツアーで、映画「KANO」のロケ地を訪ねる、みたいな企画も、いくつか目にした。

また、2015年4月の下旬に、台湾・フィリピン間のバシー海峡での戦没者を慰霊する法要が行われ、最近、その様子がNHKの番組の中でも紹介されたが、私の手元にある4月上旬の新聞記事に、「この慰霊訪問団が、日本でも話題になった映画「KANO」のロケ地なども訪れる予定である」と記されている。

2015年5月に日本で発行された「古写真で見る台湾 日本統治時代の50年」(祥伝社)に嘉義のページがあり、本文では映画のことに触れていないが、嘉義農林学校の写真や校歌が載っていて、また巻末の年表には2014年2月27日に台湾で「KANO」の上映が始まったことが記されている。ちなみに私が複数の台湾人の方から聞いた限りでも、この映画は台湾で、大変、好評だったようだ。

2015年8月2日付の朝日新聞別紙「GLOBE」に、台湾嘉義の特集があり、この映画の大ヒット以来、内外からの観光客が増え、嘉義市全体が町おこしに湧いているという記事が載っていた。

そして、2015年8月5日、日本で「KANO 1931海の向こうの甲子園」のDVDレンタルが開始されたそうだけれど、「KANO」はとても良い映画なので、嬉しい限りだ。


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