英語の小ネタ | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

昨日、停電について書いていて思い出したのですが、アジアで暮らし始めた頃、よく停電するので、英語で停電を何と言うのかを、手持ちの和英辞典で調べたら、「electricity failure」とあって、難しいなあと感じました。日本人にとって、「電気」を表す「electricity」が、まず難しい。

その頃に使っていた、タイ語とヒンディー語の英文付き旅行会話集を今朝見てみたら、「宿の部屋の電気が点きません」という時の英文は、どちらも「The light doesn't work」となってました。

インドのブッダガヤで、近隣の各国寺院合同の法要があった時に停電になりました。その途端に、そんなに英語に堪能だと見えなかったとあるインド人僧侶が、「Electricity failure!」と叫んだので、この英語、本当に使えるんだと、感心した覚えがあります。

今さっき、Google翻訳で「停電」と入れてみたら、「power outage」、「停電する」と入れたら、「lose power」と出ました。こんな風に、分かりやすい、すっきりした言い方もできるんですね。

英語で思い出したのですが、インドで電車の車掌のことを、「チッテイ」と言いますが、インターネット上では、複数の方が「車掌のことをインドの言葉で titi と言う」と書いておられます。

しかし、この言葉は英語の「tour conductor」か「train conductor」だかの略だと、つまり「TC」という言葉なのだと、私は昔、インド人から教えてもらった覚えがあるのですが、ヒンディー語の辞書や日本語の旅行書で調べてみても、一向に確認できません。

旅行書やガイドブックには日本語の「車掌」しか載っていませんし、ヒンディー語の辞書で「車掌」は「कंडक्टर カンダクタル」、すなわち英語の「conductor コンダクター」と同じ言葉です。

一度、インド通であるブッダガヤ日本寺同期のH師にメールして、調べてもらおうかと思っているところです。

                      おしまい。



ホームページ「アジアのお坊さん」本編も是非ご覧ください!!


※お知らせ※
タイの高僧プッタタート比丘の著作の
三橋ヴィプラティッサ比丘による日本語訳CD、
アーナパーナサティ瞑想の解説書「観息正念」、
並びに仏教の要諦の解説書「仏教人生読本」を入手ご希望の方は
タイ プッタタート比丘 「仏教人生読本」「観息正念」改訂CDーR版 頒布のお知らせをご参照下さい。