アジアのカレーライス | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

日本のテレビ番組で、モンゴル出身の力士の方が、苦手な食べ物として、日本のカレーライスを挙げておられるのを聞いて、必ずしもカレーは万人が好む味だとは限らないのだなあと、意外に思った。

2010年7月24日の新聞記事に、「カレーハウスCoCo壱番屋」が、当時、40店だった海外店舗を2015年末に271店に拡大する、2016年以降はインドにも進出することを決めたというニュースが載っていた。

もう何十年も前から、タイなどの日本食レストランでは日本式のカレーライスを食べることが出来たが、日本で食べる味に比べたら、少々物足りない感じはしたものだ。

イギリス料理のアレンジを経たシチュー風のカレー料理が明治の日本でカレーライスとなり、その後、独自の進化を遂げた訳だが、現在、カレーショップチェーン最大手であるこの会社が、アジアへ、そしてインドへ進出しようとしていることは、とても面白い現象だと思う。ちなみにこの会社の海外進出については、最近でも、よくテレビなどで紹介されている。

そう言えば、以前、台湾の台中市にある惠中寺(佛光山台中別院)の精進料理レストランで、お供養の食事を頂いた時に、現地の方が気を利かして日式咖哩飯(日本式カレーライス・もちろんここでは精進)を頼んで下さったことがある。お寺の精進レストランのメニューに含まれるほど、日本式カレーライスは、アジア圏に定着しつつあるということだろうか。


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※写真は佛光山台中別院の精進料理レストランです。


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