昭文社から昔に出ていた「エアリアガイド」という旅行ガイドのシリーズ、「地球の歩き方」と違って、普通のガイドブックの体裁ながら、なかなか詳しくて、シリーズ153「タイの旅」には私が修行させて頂いたバンコクのワット・パクナム寺院のことも載っていた。
私をタイに派遣して下さった留学僧育英会が、当時、関係各国訪問記を書物にされたところだったのだが、ワット・パクナムを訪れるくだりで、「手元にあるガイドブックには、パクナム寺について、こう書かれている」みたいな記述があり、それがそのままエアリアガイドの文章だったから、きっとその頃、手軽に手に入るガイド本だったのだろう。
記事も意外と細かく、写真もなかなか良くて、今でもこの本をひもとくと、懐かしい思いになる。90年代を中心に、インドを何十回も旅したバックパッカーの方が、やっぱりエアリアガイドのインド編を持っていて、とても詳しい内容だったと仰っているのを聞いたことがある。
今は、やはり昭文社のガイドブックである「ことりっぷ」シリーズが、とてもよく売れているそうだ。エアリアガイド以来の蓄積が、生かされているのだろうか。
※お知らせ※
タイの高僧プッタタート比丘の著作の
三橋ヴィプラティッサ比丘による日本語訳CD、
アーナパーナサティ瞑想の解説書「観息正念」、
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