人生の巻き戻し | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

かなり早い時期から、インターネットでの布教に携わって来たお坊さんが、携帯電話を持っていない話を自慢げに書いておられて、パソコンは使えるのにアナログぶるのは、説得力がないなあと思いました。

自分もパソコンや携帯電話に関しては、少しずつ世間から遅れを取って現在に至りますが、何につけ、いかにも浮世離れした感じをアピールしている感じにならないように、気を付けなければいけないなあと、自戒した次第です。

さて、起こしてしまった出来事について、ずっと悔やんでいる方に出会いまして、いくらその時のことをあれこれ考えても、時間を巻き戻して、その時には戻れない、せめて早送りにして、この先、どうすればいいかを考えるべきだということを、その方に何度もお伝えしたのですが、その度に私の心の中では、きゅるきゅるきゅるとカセットテープを巻き戻す音が聞こえていたものですから、この例えは今の人に通用するのかな、DVDでも巻き戻しはできるから、別に「巻き戻し」でいいのかななどと、ふと考えたので、こんなことを書いているんですが…。
                          おしまい。


※でも本当は、巻き戻しでも早送りでもなく、今、ここに立ち返ることができるなら幸いです。プラユキ・ナラテボー師は、自身が監訳された「気づきの瞑想で得た苦しまない生き方」を寄贈して下さった時に、本の扉に「今ここを大切に、心を込めて生きよう」と書いて下さいました。
 
 
 
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