
台湾の苗栗県にある浄覚院というお寺を久々に訪れ、何度かお会いしている住職の智道法師に、また御挨拶することが出来た。
智道法師は1927年のお生まれで、日本統治時代に習い覚えた、きれいな日本語をお話される尼僧さんだ。
「苗栗のお寺を訪ねて来る日本人は、そんなに多くない。だから、あなたの顔かたち、よく覚えています。」
「毎日、精進料理で良かったら、あなたもここに住んだらいい。」
「台湾と日本、縁がなければ何度も会えない。縁があるのは、仏さまのおかげさまだ。」
ご自身が、仏さまのように福々しい笑顔の智道法師から、そんなお言葉を頂いた。