台湾の空港…彼女が薦めた仏教書 | アジアのお坊さん 番外編

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旅とアジアと仏教の三題噺

 台北の桃園空港には、ムスリム用以外にも、クリスチャン用と仏教徒用の祈祷室があるということは、何度も書きました。
 
                
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 仏教徒用の祈祷室には、法施本すなわち無料で頂ける仏教書が置いてあることもあるのですが、その本を布施している施主が、空港内の免税店を経営する大企業であるという話も書きました。
 
 この法施本は、祈祷室以外の、空港内の普通の総合案内カウンターにも置いてあります。
 
 以前、カウンターの下に置いてある本を選んでいたら、何も尋ねていないのに、制服を着た受付嬢が、「Donation(法施本です)」と言いながら、下のような本を渡してくれました。
 
                       
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 なぜこの本を薦めてくれるんだろう? と思って中を見たら、ご覧のように繁体字(台湾中国語)、簡体字(大陸中国語)、英語、日本語、韓国語が並んでいたからだと分かりました。
 
                
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 内容は、佛光山などと並ぶ台湾の巨大宗派・法鼓山の聖厳法師のお言葉集でした。自分でだったら選んでなかったかも知れない本なので、何かのご縁だと思って、心に響く言葉を探しながら、少しずつ読んでいます。