洒水に思う | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

 密教の作法は、伝授を受けていない人に対して軽々しく解説すべきではないとされているから、差し障りない程度に書かせて頂くが、 洒水(しゃすい)と言って、木の棒で周囲に水を振り注ぐ作法がある。
 
 お清めの外観を取りながら、これは水を媒介に、仏縁を生じさせているのだと思う。
 
 水を注ぐ順序は、まず自身、それから本尊、四方などの後に、参列している人々に洒水することになっている。
 
 本尊さんよりも、お参りしている人よりも、まず最初に自分自身に洒水を行うというところが、大変に意義深い。


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