そして今、改めてパーリ語経本を暗記したり、英文の訳を読んだりしていると、多少なりとも文法を勉強したヒンディー語に似ている部分があったり、元から知っている仏教語の単語があったり、或いは知らない単語やフレーズだったけれど、しばしば出てくるので意味が分かるようになった言葉があったりで、少しずつ、謎が解けて行くのが面白い。
あ、この文章、中村元博士訳の岩波文庫で読んでる、あのお経の一文じゃないかと気づいたり、dukkha (苦)という言葉がやたらと出て来るなと思っていたら、ああ、これは「初転法輪経」の一節じゃないかと気がついたり。
日本人上座部僧の三橋ヴィプラティッサ比丘は、プッタタート師の著作の翻訳を始められるよりも前に、インドのブッダガヤにあるスリランカ寺(マハーボディ・ソサエティ)と協力して、「初転法輪経」を日本語に訳した小冊子を出して、無料配布されていたものだ。
その冊子を引っ張り出して来て、確認した箇所は以下の通り。
生ずる、は苦である。老いる、は苦である。病む、は苦である。そして、死は苦である。不快に出会うは苦である。快から離されるのは苦である。欲するものを得られぬは苦である。要するに執着する五つの集まり(ひと自身)は、苦である。
何だ、その程度のことを今時分? と仰って頂いても構わない。出来る範囲で少しずつ、少しずつ、お勉強。
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三橋ヴィプラティッサ比丘による日本語訳CD、
アーナパーナサティ瞑想の解説書「観息正念」、
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並びに仏教の要諦の解説書「仏教人生読本」を入手ご希望の方は、
タイ プッタタート比丘 「仏教人生読本」「観息正念」改訂CDーR版 頒布のお知らせをご参照下さい!!
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