
マンゴーの季節は短い上に、マンゴーが食べられる地域や国も限られている。だからマンゴーの産地で、旬のマンゴーを食べたことのある人は、幸いだと思う。
ところで、全くの余談ながら、心理学、社会学、宗教学などの本や論文を読んでいると、実際の数値を表した表やグラフではなく、単に筆者の頭の中のイメージを説明するのに、線や矢印や四角の囲み図形をわざわざ付している人が多い。
論文製作には有りがちなマニュアルなのかも知れないが、読者からすると、その図を理解する方がよっぽど手間で、もっともらしい余計な図示など無い方が分かりやすいと思うことが、多々ある。
何でこんなことを書いているかと言えば、旧知の台湾人である彭雙松(ほうそうしょう)先生という方から突然、連絡があり、マンゴーのおいしい季節になりましたから、一度、遊びにいらっしゃい、今までにまだご案内していない、いろんな仏教寺院をいくつか一緒に巡りましょうと、仰って頂いたからだ。
そうは言われても、すぐには行けない、行けるとしたらいつぐらいだろう、その時、マンゴーはまだあるだろうかと考えた瞬間に、マンゴーの時期と産地の相関を表したマンゴー文化圏的な図表が頭の中に自然と浮かんだので、ああ、学者の皆さんは、こういうのを図にして本に載せるんだなと思った次第。
さて、タイで修行中にマンゴー(マムアン)を食べた時は、日本では馴染みのなかったたくさんの熱帯果物の名前を覚えるだけでも大変で、マンゴーだけが特別においしいとは気づかなかった。
その後に住んだインドでは、暮らしていたお寺の境内に生えていたマンゴー(アーム)の大木が、毎年、5月になると、たわわに溢れる実を付けたのだが、マンゴーの王様と呼ばれるインド産マンゴーは、本当においしくて、その頃から、熱帯果物の中ではマンゴーが一番おいしいと思うようになった。
そして去年、彭先生のお招きで、台風が直撃する6月の台湾を訪れた時は、まさにマンゴー(芒果)の季節の真っ盛り、写真のように町の果物屋には様々な種類のマンゴーが溢れていた。
そう、マンゴーの季節は短い。マンゴーの産地も限られている。縁あって、今年も旬のマンゴーを食べることが出来るならば幸いだ…。
おしまい。
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