
本山での修行中、毎日、深夜の2時に起きなければいけないと聞いて、在家で普通の暮らしをしていた私は、夜の2時なんて起きる時間じゃなくて、寝る時間じゃないかと思ったものだ。
さて、仏教の修行、特に坐禅や瞑想に関して、睡眠の取り過ぎは厳に戒められている。
一般には健康に良いとされている睡眠を取ることが、なぜ瞑想の妨げになるのかを懇切に説明しておられる、あるテーラワーダ仏教団体のサイトもあるし、大乗仏教である天台宗や禅宗の坐禅方法の大元となった天台大師の「天台小止観」にも、坐禅の準備の説明の章に、睡眠を取り過ぎてはいけないことが書いてある。
私自身が眠るのが好きだったし、今でも好きなだけに、身体の維持に必要な程度の睡眠と、ただの惰眠を混同して言い訳にしないようにと、常々、自らに言い聞かせている。
「起てよ、坐れ。眠って汝らになんの益があろう。矢に射られて苦しみ悩んでいる者どもは、どうして眠られようか」
スッタニパータ 331 「ブッダのことば」(中村元訳)
※写真は台湾製「天台小止観」解説DVDです。
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