台湾 苗栗県 獅頭山への行き方 | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

獅頭山がある台湾の苗栗県へは、台北から行くなら列車で南へ下ることになります。(追記:2017年には苗栗には台北から高速鉄道(台湾新幹線)で行けるようになりました)。
高速鉄道苗栗駅は市内から少し離れているので、そこからはタクシーで移動されるのが良いかと思います。

 

もしも台北の町に寄る気がないのなら、空港から直接、台北駅より南に位置する中壢駅まで行き、在来線で苗栗県の竹南駅に向かうのも一つの方法です。
乗り継ぎが良ければ台北から乗るより、ずっと時間が短縮されますし、運賃も安くなります。

 

(今回は桃園駅から移動しました。桃園駅周辺には屋台が充実していて私は好きなのですが、今回は駅前で盲目の托鉢僧に出会ったので、有り難く喜捨させて頂きました)

 

竹南駅で降りて南庄行きのバスに乗ると、終点の南庄には昔の町並みを観光に生かした南庄老街がありますが、少し手前の水滝停留所が最も獅頭山に近いバス停です。

 

政府の「台湾好行」というキャンペーンにちなんだミニバスの南庄線に乗れたなら、獅頭山口まで乗ります。水滝にしろ獅頭山口にしろ、そこからは徒歩で登山です。
 
以前は好行バスが中腹の駐車場である「勧化堂」バス停まで登っていましたが、その後、路線が変更されました。「勧化堂」というのは獅頭山の中心寺院の名前ですが、日本のサイトによく「権化堂」と書いてあるのは間違いで、「勧化堂」が正解です。

 

苗栗駅周辺の苗栗市街も、駅前を見て想像するよりもずっと広くて、古き良き台湾の町並みに新しいお店も混じる、アジアらしい活気に満ちた町です。
 
獅頭山で得度された尼僧である故・智道法師が開いた名刹・浄覚院も、苗栗市街を見下ろす小高い丘の上にありますので、ぜひ訪ねてみて下さい。
 
※情報は2017年当時のものです。その後さらに事情が変わっていますので、あくまでも過去の記録としてお読み頂ければ幸いです。