タイ バンコクのワット・パクナムに運河ボートで行けた頃 | アジアのお坊さん 番外編

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旅とアジアと仏教の三題噺

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 私がタイのワット・パクナムでテラワーダ修行をしていた頃は、運河ボートで寺まで行けたのだが、2000年代の初頭に訪ねた時には、既にこの航路は廃止になっていた。

 運河が好きな私はあきらめきれずに、2、3年前にワット・パクナムの境内にある舟着き場を通る舟に無理を言って、路線ボート程度の運賃で乗せてもらったことがある。

 途中で降りて乗務員の案内で民家の間を抜け、別の舟着き場で舟を乗り換えてチャオプラヤー河沿いの市街地に着いた。通れなくなった水門部分をを迂回したということらしい。

 ワット・サケットのたもとからサヤーム・スクエア方面に向かうセン・セーブ運河のボートは当時と変わらず今も運航しており、個人旅行者もたまに利用している。日本人もタイ人も、タイの運河のドブの様な臭いが嫌いだと言うのだが、私はバンコクで運河の臭いを嗅ぐたびに、まだタイ語もろくに話せず、心細い思いで修行を始めた頃のことを、いつも懐かしく思い出す。



※ワット・パクナムについては、
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