『6人ぼっち』は感情を揺さぶられながら、最高に幸せな気持ちになれる青春映画の新たな傑作!!! | 【映画とアイドル】

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🎬『6人ぼっち』公開中!

 

 

YOUTUBEを見てたら

たまたま流れてきたこの予告⤵

 

いわゆる釣り広告とでも言うのか?

ネットで何か検索しただけで似たような商品の広告が出てきますよね。

ボクは学園ものが好きやから、この予告が勝手に流れてきたんやと思います。

このパターンで『コーダ あいのうた』も知って

映画館に行ったら凄く感動して、アカデミー作品賞までとりました^^

 

その記憶があったから(これはひょっとして‥)という良い予感がしたし、

観に行かなかったら多分ずっと気になると思いました。

 

同じように気になってた青春映画『アルプススタンドのはしの方』は

映画館に行かずに後悔していたので、

同じ後悔をしたくないという思いもありました。

ブログです⤵

 

 

 

 

5月2日から公開していたので、

上映回数が多いうちに行かないと、というのもありました。

 

ボクは青春映画がけっこう好きですが、

そんなに観ているわけではありません。

でもたまにビビッとくる(死語?w)映画があるんです。

 

『脱脱脱脱17』もそうでした。

そして そういう映画はたいがい当たりなんです^^

 

 

仕事帰りの電車の中でチケットを予約してたら

電車が止まってしまったので予約はいったん止めて、

なんとか間に合いそうなタイミングで動き出したから、

久しぶりに予約なしで劇場に着いてからチケットを購入しました。

上映開始5分前くらいのギリのタイミングで到着できたことに

この作品との縁を感じましたね^^

 

 

入場プレゼントがあるとは知らなかったので、

(そういう映画なん?)と若干戸惑いました^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【物語の核心には触れませんが、ネタバレも一部含みます】

基本的なストーリーは書かないので、予告を見てから読んで下さい<(_ _)>

 

 

 

上映時間がコンパクトなのも惹かれた理由のひとつです。

 

 

 

 

 

 

ボクはナレーションで説明する映画が嫌いなので

冒頭から序盤は正直(こりゃ今回はイマイチかも)と思ってました。

 

段々いい感じにストーリーが進行しながらも

この作品が、クラスのぼっち組の主人公たちみたいに

不器用な映画に観えたんです。

 

ナレーションもそうやし

‘修学旅行一日目’みたいなテロップもそう。

きっちり物語を伝えようとしてる印象は受けつつも、

あまりにも型にハマってると感じて観てました。

 

このテのいわゆる小粒な感じの青春映画で

スクリーンサイズがワイドやったのは(おっ!)と思いましたが、

映像的に惹かれることは 序盤は特にはなかったです。

 

 

 

 

 

6人の登場人物たちのキャラクター付けも話し方も

いわゆるステレオタイプというか、

(今どきこんな話し方するヤツおる?)と思うキャラクターもいました。

 

 

 

 

実は6人の俳優さんを全く知らなかったんですが、

型にハマったキャラに、時によっては型にハマったような演技というか演出に序盤はノレなかったんですが、

この6人の俳優さんたちを知らなかったこともあってか

みんなフレッシュで、

演技にも上手さより素直さを感じて、

観ててだんだん居心地が良くなってきてました^^

 

 

 

友達がいないような高校生たちの話とはいっても、

予告のテイストでは いい意味で軽い作品と予想できたので行きたくなったんですが、

結局3回は泣きました。

 

泣けるのに‘泣き’を売りにしなかったのが素晴らしいです。

試写室で泣いてる客をフューチャーしたCMを流す映画は絶対観に行かないんで(笑)

 

 

 

 

 

ぼっちといっても悲壮感があるほどでもない6人の中に

ひとり、自殺を真剣に考えるほどの生徒が一人いることが分かってから

作品のカラーは一気に変わって、

そこで一気に引き込まれました。

ボク自身も三年ほど前に生きるのが嫌になるくらい追い詰められたからです。

それまでは自殺なんて弱い人間がやることやと思ってたし

鬱も甘えと思っていたところがありました。

でも、いざ自分が鬱みたいな状態になった時、

それまで理解しようと思わなかった相手のこともちゃんと見えるようになりました。

 

だから、自殺しようとしたクラスメイトを目の前にした5人の心が

一瞬で同じ方向に行ったのが凄く自然に見えました。

みんな普段から辛いことを抱えている人間だったからです。

 

イジメや自殺が物語に絡んで一気にシリアスになりながらも

この映画の素晴らしいところは

そこからまたいい意味で軽いテイストの青春映画に戻るんです。

 

 

 

そう、6人が‘自分たちは仲間なんだ’と思えた時、

みんなまたイキイキしだすんです^^

 

ここからまた意外な展開になるんですが、

実はさらに意外な展開が待っていました。

ボクはそれが最高に気持ちよかった。

 

 

 

 

 

この作品は一番落としどころが難しい あるテーマに

非常に明快で素晴らしい答えを見せてくれました。

その答えを導き出したのはもちろん6人です。

それは、本当に仲良くなったからこそ出てきた答えでした。

 

 

 

 

 

政池洋佑さんという方は存じ上げてなかったんですが

あまりにも素晴らしい脚本に心の中で唸りました。

 

序盤で引っかかったキャラクター付けとかも

作品を観終わるとすべてしっくりきたんです。

まさに気持ちよくヤラれた感がありました(^^ゞ

 

現代ならではのツールが映画のスパイスになることはよくありますが、

本作もそのパターンかと思いつつ、

最後にはそれらが物語の核心につながっていく鮮やかさ!!!

 

 

現代ならではのツールといえば、

シネコンに向かいながらスマホで主題歌

ハク。の『南新町』をずっと聴いてたんですが、

映画を観る前にサブスクで聴けるなんて

ボクが高校生の頃は全く予想もできない世界になりました(^^ゞ

まぁ四十年も経てば、ね(笑)

 

これから観に行く方には

主題歌を聴き込んでおくことをお勧めします♪

 

 

 

 

これほど映画とシンクロする主題歌もそうはないです♫  

 

 

 

 

宗綱弟監督はまだ28歳という若さで

本作が長編デビュー作とは思えない手腕でした!

これからが楽しみな監督さんですね^^

 

 

 

 

 

 

 

ボクは長崎に住んでいたことがあるので

修学旅行の舞台が広島やったので思うところはありました。

もちろん原爆についてです。

 

まぁでも こういう青春映画やから

そこはいい意味でパスしてると思って観てて実際そうやったんですが、

言葉にはしなくても、

ボクは、作り手がそこにもしっかりと想いを馳せているのが分かりました。

こんなに大きなテーマを

こんなにもさりげなく見せてくれた映画を他に知りません。

 

 

 

 

スクリーンに映っている楽しそうな6人ぼっちの高校生を見て

最高に爽やかな気分に浸りながらも、

ボクはそこに

“まず、生きることが大切なんだ”という監督のメッセージを感じました。

そして、自分の‘生’は過去に精一杯生きてきた人たちに支えられてるんやと。

 

 

 

今回は敢えて全体的な感想を書きましたが、

みんな素晴らしかったので

キャストについてはまた書くかもです✑^^

 

 

とても愛おしくなる6人ぼっちでした(*´ω`*)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めちゃめちゃ青春してたやん!!!!!!グッウシシ

 

 

 

 

 

 

 

 

〈追記〉

 

自分の感想を使ってもらえました照れ

めちゃありふれた一行ですけど(笑)