🎬『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』(2023)
MISSION:IMPOSSIBLE DEAD RECONING
M:Iシリーズの最新作『ファイナル・レコニング』の公開が近づいてきたので、
『ファイナル~』と二部作という触れ込みで公開された前作
『デッドレコニング』を、劇場で観て以来二年振りに観ました。
いやぁ~~!!
劇場でも観たのに
ビックリするくらい面白かった!!!
劇場で観た時も2時間43分という長さを感じない面白さでしたが、
フツー家でそんな長い映画観てたら、
ましてや既に観ててネタ分かってるやつ観てたら
たいがい途中でダレるもんですが、
もう 前のめりになって観てました(笑)
【ネタバレ】
本作、興行成績は期待外れでしたが、
それは長い上映時間が一番の原因とボクは思ってて、
実際ボク自身も長い映画、特にアクション映画で長い映画は避けたくなるんですよね(^^;
でも、二回目でもこの長さが気にならなかったということは、
本作においては必要な尺だったと言ってよいと思います。
まぁ そう言いながら2時間半くらいにまとめたらもっといいのに、とは思いますが(^^ゞ
まず冒頭の掴みが素晴らしい!
潜水艦のシークエンスでいきなりサスペンスフルになって
大作感があるのもいい!
世界を支配できるほどのAI=人口知能の鍵を握るのが
実際の鍵っていうのはwイージーというか
なんかそこはアナログ?って気もしますが(^^ゞ
アクション映画においてこういうアイテムはある種のお約束なのでOK^^
鍵の奪い合いという分かりやすい攻防の裏では
強大なAIがすべてを見てコントロールしている感じがなかなか不気味。
ここのところの当シリーズは
アクションシーンを先に撮って
ストーリーは後付けって聞いたことあるんですが、
本当にそうならよく考えたというか、
今の時流に上手く乗った設定になってて面白いです。
後付けの極みはw
公開前からさんざん見せられたww
バイクでのダイビングアクションからの流れで
これは最高でした!!!!(≧▽≦)
ぶっちゃけ苦し紛れに見えなくもないですが(笑)
それを逆手に取ったような強引な展開で笑えるんが最高!!!www
本作はシリアスな感じとユーモアが上手く融合してて、
基本的にはシリアス寄りとはいえ
ちゃんと娯楽作品になってるのがいいです。
冒頭から砂漠でのアクション、
空港でのサスペンスから
ローマでのカーチェイスと
観客を引き込む流れが見事!
特にローマでのカーチェイスはボリュームもあって
この見せ場だけでもお金払った価値ありましたね!
追いかけてくる刺客のネエちゃんの思い切りもいいし、
なんといってもかわいいフィアットで逃げるのが最高!!^^
黄色の小型車ってもう間違いなく『007 ユア・アイズ・オンリー』を意識してるし
フィアットがゴロゴロ回るシーンなんかまんま(笑)
劇場で観た時は連想せんかったけど、
イーサンとグレースが手錠でつながれた状態で逃げるのは『トゥモロー・ネバー・ダイ』ってことに気づきました^^
『ワイスピ』もローマでめちゃくちゃやってたからww
映画の撮影に寛容な国なのかな^^
この後は派手なアクションシーンはいったん出てこなくなるけど、
ヴァネッサ・カービーの登場で盛り上がるし、
主要キャラが勢ぞろいすることで
会話の駆け引きだけで充分な見せ場になってるのがなかなか!
レベッカ・ファーガソン演じるイルサと
イーサイ・モラレス演じる今回の悪玉ガブリエルとの対決も熱かった!!
ボクはこの役者さんを認識してなかったんですが、
堂々たる悪玉ぶりでよかったですね!
やっぱりアクション映画は悪役が強くないと!!
本当の悪玉はAIやけど(^^ゞ
あと、新キャラのグレースを演じたヘイリー・アトウェルがボクは気に入ったので
それも大きかったです。
トムってホント 強そうな女性が好きに見える(笑)
クライマックスのオリエント急行での攻防も見応えタップリで、
非常にライブ感のあるアクション映像になってるのが素晴らしい!!
現代やから当然CGとかも多様しつつ、
実際に作った列車を落下させたり、
最新のデジタル技術と昔ながらのアナログな手法を理想的に融合させることで
まさに完璧なアクションシークエンスになってます!!!
凶悪な女刺客がイーサンに寝返るのも
007を明らかにリスペクトしてるトムの映画らしいです^^
本家より胸アツな展開になってました♡
今回は一作目を観たスグあとに観るかたちになりましたが、
クリストファー・マッカリー監督の演出の素晴らしさを実感しましたね!
ブライアン・デ・パルマ監督は大好きな監督さんですが、
本シリーズにおいてはマッカリー監督の演出が圧倒的です!!
まぁ 向き不向きもあるからね(^^ゞ
一作目で大きな役回りだったキトリッジが今回登場。
劇場で観た時は完全に忘れてましたがw
イーサンを追うブリッグスが相棒も含めてなかなかいい味出してました。
この頃(80年代の映画の方が面白かったな)って思い返すことが増えてたんですが、
一作目と七作目を短いスパンで観たことで
この三十年でいかに映像技術が進化したか、
映画というものが進化したかが如実に分かって、
(今の映画もやっぱ面白いわ!)と思うことができました^^
それもこれもこの四十年、
まさに命を懸けて映画を作り続けてきたトム・クルーズのおかげです^^
誰よりもトム自身が一番映画を愛してると思えるんですよね🎬♡
不可能を可能にする男、
トムが魅せてくれるであろう最高のファイナルが
最高に楽しみになってきました(^^♪
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— Paramount Pictures International (@paramountpicsph) May 9, 2025