【スプリット】はサスペンスだけじゃない!そのテーマ性とアニャ・テイラー=ジョイの美しさ☆☆☆ | 【映画とアイドル】

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SPLIT (2017)

 

 

【M・ナイト・シャマラン監督作品祭り?!①】

 

 

 

先日、M・ナイト・シャマラン監督作品を二十年以上ぶりに観たら(『トラップ』)面白かったので、

ずっと気になってた本作を観ました。

 

気になってたのは内容よりもアニャ・テイラー=ジョイで^^

アニャは『フュリオサ』が素晴らしかったので

本作への期待が膨らんでいましたが、

アニャは予想以上にキレイで可愛くて、

肝心の内容も予想以上に面白くて

ラストは(お~~っ!)と盛り上がるところが2つ以上はありました!!

 

 

 

 

 

 

【ネタバレ】

 

 

 

 

 

 

 

予告で

“多重人格者が女子高生三人を誘拐・監禁する”っていう筋は分かっていたので、

いわゆる【監禁モノ】作品と想像してて、

ヤバい奴のもとから生きて脱出できるか?という 

ジリジリしたサスペンスを予想してましたが、

犯人が多重人格者ゆえに、その人格には子供とかも含まれていて、

ヤバい人格ばかりじゃないから

思ったほどはジリジリしませんでしたが、

23人もの人格を持ってる人間やからヤバいことに違いはなく、

サスペンスはもちろんあります。

ただし、誘拐されたのが三人やから、一人よりは心強さもあるというか、

三人で反撃のタイミングをうかがったりするから、

そういう面白さがある反面、期待したほどのサスペンスはなかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マカヴォイ演じる多重人格者が(人格多過ぎて名前を特定できない^.^;)そんなに悪い人間には見えないところがミソで、明らかにある種の病気のひとつと思えるから、

それでサスペンスが薄まりはしたものの、監禁された女の子たち以上にこの男の行く末も気になってきます。

 

 

 

 

 

 

 

本作が秀逸なのは

明らかに被害者と加害者であるはずのアニャ演じるケイシーと

マカヴォイ演じる男(とも一概には言えませんが)が

過去のトラウマ的な体験を通してキャラクターが交わってくるところです。

ケイシーは多重人格者とかではありませんが、

何の気なしに見ていた回想シーンが徐々に不穏な空気感になってくるところが気持ち悪くて、

あくまでもさりげない描写だからこそ想像してしまうとおぞましくなる恐ろしさがありました。

そこからはこの作品にさらに引き込まれて、

序盤は思ったほどでもなかった【監禁モノ】としての恐ろしさも出てくるという

まさに目を離せない展開。

 

 

 

 

 

 

 

多重人格者を描いたサスペンスといえば

ブライアン・デ・パルマ監督の傑作『殺しのドレス』もそうだったと思いますが、

既存の作品では二重人格までしか観た記憶はありません。

 

 

それだけに、23人もの人格を持つ者を

破綻することなく見せ切ったシャマラン監督の演出は見事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

アニャはずっとシンプルな衣装ですが、

だからこそ美しさが際立って、

もう そのお肌とプロポーションの美しさときたら‥♡

 

 

久しぶりにボンドガールになってほしいとまで思う逸材に出会えました、というか

もっと早く観ておくべきでした(^^ゞ

『フュリオサ』ではほぼ汚れた感じのルックでありながら

一瞬すっぴんみたいなシーンがあったんですが、

そこでハッと思った美しさは本物でした☆☆☆☆☆

 

 

 

【※ラストシーンにまで触れます】

 

 

 

 

そして、本作最大のサプライズは

なんといってもラスト!

 

 

なんと(!)

『アンブレイカブル』でブルース・ウィリスが演じたデヴィッドが登場。

個人的に『シックス・センス』より『アンブレイカブル』派なので

ここは上がりました!

 

まさかのユニバース展開とはっ!!

 

次に観るのはもちろん久々に『アンブレイカブル』です^^

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本作には

パッと見のルックでは分からないテーマ性があって

グッと心を掴まれました。

 

「苦しんだことのない者は

 その存在に意味はない」

「この世に居場所などないのだ」

 

 

 

 

 

 

過去よりさらに過酷な経験をしたケイシーの

最後の凛とした表情が印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失意の者は

 より進化した者なのだ」