月9ドラマ〈海のはじまり〉最終話
『夏くんへ』←サブタイトルが初めて気に入ったので書いておきます✑
【※ドラマのブログは基本ネタバレです】
なんか いきなり切なかったな‥。
ちなみに嫁さんいたら、男親が娘の髪を結うことはないと思います。
まぁ夢やからね。
前回がキツかったので、
ハッピーエンドを疑わないまでも、
果たしてキレイにまとめることができるのか?
疑問と不安がありましたが、
考え得る中で最上のハッピーエンドになったと思います。
弥生も一緒なのが最高のハッピーエンドと考えてたところもあったんですが、
夏と海ちゃんの二人だからこそ
このドラマのラストとして意味があったと思います。
ちょくちょく出てきた
「男は本当の親にはなれない」的なセリフに、
二人の娘がいるボクはけっこうイラッとしてたんですが、
他にもいくつもあった
視聴者の神経を逆撫でするようなセリフは
いわばドラマの注目度を高めるための1つの手法であったと思うので、
脚本を書いた生方美久さんの手の平の上でまんまと転がされてたところもあったと思います。
でも、ドラマも映画も、ついでに言うならアイドルだって、
向こうが提示したものに乗ってこそ楽しめるんです♪
ボクも含めてSNSで批判的な意見を発信してる人が徐々に増えてきた印象がありましたが、
それも作り手としては
しめしめってところやったと思います。
ただ、あまりにも切ない展開が多くて、
翌日の仕事中も気分がダウンしたので、
ボクはやっぱり『Eye Love You』みたいなドラマがいいと思いました^^
生方さんのインタビュー記事です⤵
「死生観の話がしたかった」というのは納得。
最後は“生への希望”を感じられたのが良かったです。
弥生は一貫して良いキャラクターでしたね。
有村架純さんの女優さんとしての素晴らしさに遅まきながら気づくことができました。
こういうシーンを観たかった。
海ちゃんは夏の優しい性格を受け継いでると思うから、
この親子は上手くいくと思えます。
本作のドラマの救いは 夏の優しさでした。
それを自然な演技で体現した目黒蓮君すばらしかったです。
演技に小慣れた感じがなくて、素直に表現している感じに好感が持てました。
もう 夏を応援するモチベで観てましたね。
津野のキャラクターを上手く収めてくれるかが心配でしたが、
夏が津野に頼って、津野も 海ちゃんのためならと
それを二つ返事で引き受けるところが凄く良かったです。
後で思ったんですが、
夏は津野が海ちゃんを大好きなのが分かってるから、
津野に対する優しさもあったのかな、とも思います。
水季が津野に頼ってたのには
女としての打算も感じてしまいましたが、
男同士頼って頼られる姿は素直に気持ちよく見れましたね。
ここで自分で「津野君 意地悪なので」って言うとこがよかった。
たしかに夏には意地悪なところもありつつ
水季と海には愛を捧げる本当は優しい男という
難しいサジ加減だったと思われる役は
池松壮亮さんだったからこそ上手くハマったと思います。
夏が周りの人を素直に頼ることにしたのが良かったです。
子供ってそうやって みんなで育てるものなんですよね。
この頃は 子持ちの親が会社で優遇されてる的な不満を発する人もいるけど
そういうのを目にすると本当に虚しい気持ちになる。
子供を持つ持たないは個人の選択として、
子供を育ててる人を批判的に捉えるなんて(そういうつもりはなくてもそう見えてしまう)なんか心が狭い人間に見えてしまいます。
誰だって昔は子供だったのに。
ここ最高でしたね~!!!
‘子はかすがい’とはよく言ったもので、
夫婦間だけじゃなくて
こうやって大人みんなをいい意味で巻き込むのが子供。
海ちゃんを中心にして、大人たちの心がほぐれていく感じにほっこりできました。
夏はいい人たちに囲まれてるよな。
それを引き寄せる人徳が夏にあるんやけど。
この愛の形もひとつの幸せと思えたので、
切なさもあるけど、津野の笑顔を最終話で観れて良かったです。
夏と弥生のシーンを笑顔で締めたのも良かった!!
人生にはどうしたって別れもあるけど、
その人との良い思い出は人生において生きる力になる、
人生の潤いになる、ということを伝えてくれたドラマでもありました。
結果的には良いドラマと思えて
ある意味ホッとしたんですが、
始まったころに生方さんが上げていたテーマ
“避妊は100%ではない”
“ガン検診は受けるべき”というテーマについては消化不良だったと思います。
特に後者については、
水季が本当に弱っている姿は描写されなかったので、
ハッキリ言って その点の描き方は甘かったと思いますね。
あんなキレイな姿しか見せなかったら死の恐怖も伝わりません。
古川琴音ちゃんの演技力である程度は伝わってきましたが、
本当にガン検診の大切さを伝えたいなら、
死ぬことの恐怖と、死ぬ前の見るに耐えないような姿も見せるべきだったと思います。
僕は最近父親を亡くしましたが、
本当に死が迫った時はあんなもんじゃないです。
でも、一番のポイントと思っていた
水季から夏への手紙に素直に感動できたので
最後は本当に良かったです。
✉「夏君へ」
「一人で海を育てたわけじゃないよ」
「たくさんの人に助けられてきました」
「海と 海を大切にしてくれる人たちがいたからです」
「その人たちは絶対夏君のことも大切にしてくれます」
ここで一気に涙が出てきて
あとは最後まで涙が止まらなかったです。
「親から子供への一番の愛情って
選択肢をあげることだと思う」
これには共感で、ボクもそのために仕事頑張ってるんですが、
選択肢が限られた子供が‘親ガチャに外れた’みたいに言う風潮は嫌いです。
いくら頑張っても子供を進学させられない親だっているでしょう。
水季が言う選択肢は進学のことではなくもっと大きい意味やと思いますが、
きれいごとになるかもですが、愛情とお金は別物だということは子供たちに分かってほしい気がします。
水季は夏が海ちゃんの親になる決心をしたら
失うものがあることを分かってるんですね。
そこを考え出すとまたモヤモヤしそうになりますが、
「思い出を捨てないでね」は、
そんな水季が自分のせいで大切なものを失う夏に投げかけられる言葉としては最上だったように思えます。
行間に夏とその恋人への申し訳なさを感じるから
モヤモヤはしませんでした。
生方美久さんは結局 最後を見事に締めたと思います。
「人は2人の人から生まれてきます」
「1人で生きてくなんて無理なんだよ」
ここは本当に共感します。
今の時代は一人でも楽しく生きれるし、
むしろ一人の方が楽しそうに見えたりするけど、
ずっと一人やったらさすがに寂しいと思う。
家庭を持つ・子供を持つっていうのは
人としてごく自然なことやと思います。
子供をまわりの大人みんなが愛しむような社会であってほしいです。
夏にとって「海と生きる」ことは「水季と生きる」こと。
夏にとっての水季はいい意味で「海の母」というより
夏の恋人であり続けるんやと思います。
そして、その想いを抱いて生き続けることが夏の幸せなんやと。
まぁ これほど色々と考えさせられてしまうドラマも珍しいんですが、
焦点になるのはやはり水季のキャラクター。
水季は「海を選んだ」とは言ってますが、
本当に海ちゃんのことを考えるなら
父親もいた方がいいはずなんです。
だから「海を選んだ」と言いながら
夏の幸せも選んだ、
つまり「夏も選んだ」結果でこうなったと思います。
水季の最大の問題は、
夏にとっての本当の幸せを見誤ったところにあると思います。
勝手に想像して勝手に身を引いてしまった。
しかも最悪なことに、海を育てきれずに死んでしまった‥。
でも、今考えると
水季は早くに亡くなってしまったから
夏は まだ幼い海ちゃんと会うことができたので、
そう考えると水季が亡くなってしまった展開も受け入れられるような気がします。
水季に振り回されながらも
これはあくまでも夏と海ちゃんのドラマなんです。
そこを明確にしたラストはやはりハッピーエンド、
最高のハッピーエンドとボクは思えました。
こういう追伸まで書くところが
水季のいいところなのかな。
朱音のキャラクターも上手く締めてくれましたね。
まぁ 池松壮亮さんもそうでしたが、
大竹しのぶさんもさすがに上手いので、
嫌味なセリフを言いながらも、本当に嫌な人間には見えないように、
セリフの裏に隠れた辛さを表現されていたと思います。
水季のお父さんは本当にいい人でしたね。
演じた利重剛さんもとてもよくて、
何かと引っかかった本作では貴重な癒しでした。
水季の最後のシーンで素直に泣けてよかったです。
古川琴音ちゃん目当てというだけの軽い気持ちで観始めたドラマに
心かき乱されて疲れました。
でも、最後まで観てよかった。
「追伸」
「始まりは曖昧で 終わりはきっとない」
海ちゃんを演じた泉谷星奈ちゃんの可愛らしさに救われたドラマでもありました。
人間はひとりでは生きられないけど
いつか別れは来る。
だから人間には良い思い出が必要なんですよね。
まずは大切な人のそばにいることが大事。
自分にとって誰が一番大切な人かをちゃんと理解することも大事。
誰にでも絶対 大切な人はいるはずやから。
第1話のファーストシーンと重なる見事なラストシーンでした。
TVerで観たら、提供が被らなくてよかったです。
地上波でもそれくらい配慮してほしかったけどね。ほんの数秒ズラせばいいだけのことやのに。
せっかく感動に浸ってても一気に現実に引き戻される。
だからドラマより、エンドロールまで余韻に浸れる映画が好きなんです。
最後に、男でも親になれる希望を感じさせてくれてよかったです。
我が家の娘たちはもう成人したので(あくまで年齢上?!w)
これから子育てを始める人たちが今となっては羨ましいです^^
頑張れ! 夏君!!
がんばれパパ!!!
































































































































































