🎬『007 ユア・アイズ・オンリー』⑤
FOR YOUR EYES ONLY (1981)
任務の指令が出てからの場面展開も早いです。
本作、特に前半のテンポがとてもいいのも大好きな理由です。
なんせ前半にヘリアクション・カーアクション・スキーアクションが詰まってるんですから!!!
どう考えたってアクション映画として最高の1時間です!(≧▽≦)
『私を愛したスパイ』で大人気を博しながら『ムーンレイカー』では登場しなかった
ロータスエスプリの登場も嬉しいです♪
よく見たらヤギ?なんかもいて のんびりとした田舎の風景もよいです。
赤いラインが入ってるのもイイ感じ♫
この山道で後でカーアクションが繰り広げられるますが、
農作業してる人たちをここでも映してるのが効いてますね。
やっぱり この頃のムーアが一番脂がのってイイ感じやったと思います。
この土地の雰囲気を伝えるビル・コンティの音楽もいい感じ♬
ボンドが乗るロータスと今回の悪玉の右腕ロックが乗る車を交互に映す編集の流れもすごくいいです。
アクションシーン以外のシーンもちゃんとアクション映画としての流れを意識してる。
こういうところにも編集マン出身のジョン・グレン監督のこだわりを感じます。
見張りがイチャついててwあっさり侵入するとこも好き^^
昔はボンドガールズといって、美女がたくさん出るシーンがあったのもよかったです(#^.^#)
ここでゴンザレスが札束をポーンとお姉ちゃんにあげるのがいいです。
ボンド映画たるもの悪党もこういうノリが欲しい^^
ここで ゴンザレスに仇を討ちに来たメリナが登場することによって
ボンドが捕まり、そこからの逃亡でメリナと出会う展開がいいです。
アクションの真っ最中にボンドとボンドガールが出会うって
最高にハラハラドキドキするシチュエーションです♡♡
ボクはロックが大好きなんですよね~!!
演じるマイケル・ゴダートは結局本作でしか見た記憶がないので
なおさらロックのイメージが強いというか
もうロックそのものでしかありませんw
ボンド映画の悪玉の右腕といえばジョーズに代表されるように
肉体派が多いと思うんですが、
このロックは見ての通り普通のビジネスマン風でもありながら
ゴダートの演技で冷酷な雰囲気がよく出てる。
本来下っ端のゴンザレスも意外に強者なキャラになっててよかったです。
ここでボンドとメリナとロックが揃うことで
物語が中盤以降に向けて動くから、
本作はストーリーの展開もテンポがいいのが好きですね。
ステファン・カリパーの見事な?!飛び込みw
このコが元は男性やったことが当時話題になりましたが、
このコが一番可愛かったです(#^.^#)
ってか、後ろの兄ちゃんイイ笑顔ww
メリナがボウガンを使う設定にしたのが大正解!!!
銃みたいな音がしないからこその展開の面白さ!
どんな状況でも女性に対しては紳士なのがボンド^^
ここでロックが手下を制して、ボンドのお手並み拝見するところもいい。
ロックができる悪党だということがよく分かる。
動かさないことで凄味を出す演出。
ジョン・グレン監督さすがです!
この状況で表情をほとんど変えないロックの悪党としてのクールさが好き。
むしろやや微笑んでいるようにすら見える。
本当に強い悪党は好敵手の登場を歓迎するはず。
ムーア=ボンドらしいユーモアに実用性もあって好き^^
ここでのメリナの登場シーンが最高です!!!
ボウガンスタイルが美しい。
ボンドの追っ手をボウガンで倒して
お互いが味方と瞬時に察するところもいい。
とりあえず逃げるのが先決!!
ここは当時の予告編でよく流れていたので覚悟はしていましたが(^^;
大好きなロータスエスプリが爆発してしまう本来ショックなシーン‥。
しかし、ロータスがなくなってしまったからこそここから盛り上がる!!!
クレイグ=ボンドはキーを放り投げるシーンがカッコよかったですが、
ムーア=ボンドは危機的状況でもフッと笑わせてくれるところが好き^^
これこそボンド映画に必要なちょっとした‘間’なんです♪
林の中での撮影も見事です。
スピード感がありながら状況もきちんと見える。
いつからか、ナニやってんのか?よ~わからんアクション映画が増えた気がします。
グレン監督の映像はスタイリッシュとかではありませんが、
パッと見のカッコよさに逃げず、
どんなアクションが起こっているかちゃんと見せてくれるのがいいです。
リチャード・ドナー監督の『スーパーマン』の第二班監督も務めたそうで、
なるほど『スーパーマン』が名作の域に達したわけです。
『私を愛したスパイ』のロータスのアクションや
『ムーンレイカー』の驚愕のスカイダイビングシーンは
裏方にグレン監督が居たから出来たアクション映画史に残る名シーンやと思います。
まさかの小型車シトロエンwww
続きます―(^^;
JAMES BOND WILL RETURN