SPACE BATTLESHIP ヤマト (2010)
言わずと知れた松本零士さん原作の名作SF漫画『宇宙戦艦ヤマト』初の実写作品。
子供のころアニメのヤマトを見てた世代からすれば
まさかの実写化!
映画館で観て、公開当時は賛否分かれてましたが(否が多かった印象)
ボクはけっこう楽しめた記憶がありました♪
同じ山崎貴監督の『ゴジラ -1.0』が素晴らしかったので、
DVDをポチっとして13年振りに観ました^^
家でくつろいで見てると
何回かウトウトしてしまいましたが、
今回は好きなシーン中心に、
そこにツッコミも交えながら書きたいと思います。
もちろん楽しくツッコみます(笑)
『シン・仮面ライダー』や『マイナスワン』、
本作みたいなジャンル映画にマジでツッコんで偉そうに批判するヤツ大嫌いなんで。
山崎監督は『スター・ウォーズ』が大好きらしいので、
山崎監督が撮りたかったSWをヤマトで実現しようとしたのかもしれません。
オープニングからいきなりスペースバトルをかますのが🌌🚀🛸
SWっぽいノリでイイです
ただ、本家が本作の五年後から新シリーズを再開したので
それを観た後では映像は正直見劣りしますが、
日本映画でこういう作品を撮ってくれてること自体にテンション上がります🎦
舞台は2199年ですが、この↗無線みたいなんとか、
まぁヤマトですから昭和臭はあります(笑)
本作を観て驚いたのは、
木村拓哉が古代進のキャラに寄せることなくw
完全にキムタクやったことですww
ただし、それが悪いというのではなく、
監督とキムタクが意識してやってることですから
‘キムタクのスター映画’として観たら
これはこれで楽しめます♪
ぶっちゃけキムタクのファンってわけではないですが、
これほどスターオーラのある俳優さんってなかなかいないと思うんです。
逆に?!緒形直人さん演じる島大介は真面目そうな感じがハマってました。
西田敏行さん演じる機関長徳川もいい感じでした。
もうねぇ!
このテの映画は
観たいシーンを聴きたい音楽で
観れたらそれでいいんです!!
もう ココだけでもオッケーなんですよ!!!(^_-)
同じくSW大好きで遂には監督までしちゃったJJ・エイブラムスは
『スカイウォーカーの夜明け』で、スターデストロイヤー使ってこのシーンやってたからね!^^
人間ドラマパートになると途端にベタになるのも山崎節か(笑)
もう、こういうところは心の中でツッコみながら楽しみましょう
ヤマトの肝のシーンのひとつであるワープのシーンは、
悪くはないですが、もっとワープ感を^^出してほしかったかも。
ミレニアムファルコン号の高速移動シーンの方がワープっぽいスピード感あるよなw
黒木メイサちゃんが森雪を演じますが、
森雪がパイロットとして大活躍するのは時代ですね。
ボクはオリジナルの癒し系な感じが好きやったんですが、
古代と同じパイロットにすることで
二人のラブストーリーとして描きやすくしてるように見えました。
ここで「ターゲティング」といって
敵の戦艦にロックオンして
そこをヤマトで砲撃するシーンが面白かったです。
山崎監督がSWをやりたかったのがよく分かるシーン^^
コスモゼロの形状が変わるのが面白いです。
大胆な救出シーンww
そりゃあ宇宙空間で助けられたら惚れるってw
ヤマトが敵の大群をギリギリで回避して
コスモゼロを回収するところが盛り上がった!
現代にもあるAEDをこれみよがしに強調したのが謎w
2199年ですがww
あと やっぱり本作の問題点をあげるとすれば
敵になるガミラスの描き方ですね。
原作でもアニメでも人間と同じ風貌で、そこがドラマ性を高めてたと思うんですが、
完全にガミラス星人は記号みたいな扱いになってる。
ここは初めて観た時(エ~~ッ‥)って感じやった^^;
古代が指揮官として成長していく物語になっていたのはよかったです。
ワープ以上にヤマトの肝は波動砲。
この、トリガーを引く発射スタイルがカッコイイ!
順当に描写されてましたが、
欲を言えば、もっと迫力が欲しかったですね。
まぁ 音響の環境にもよるかも?やけど🎧
放った後のこのシーンは迫力あってよかったです
あと、本作、
肝心のワープと波動砲を少し軽く使い過ぎな印象がありましたね。
ここゾ(!!)という時に使うアイテムやのに
ワリとアッサリ使っちゃう(笑)
指揮官として葛藤したスグ後にコレって‥w
しかも このままワープしちゃう問題のシーンww
ワープに対する緊張感が乗員全員ゼロwww
波動砲の発射口をふさぐガミラスの攻撃はなかなか。
こういうバトルシーンは
ヤマトならではのど派手さでイイッ
イスカンダルにわりとアッサリ着いちゃう感じもアレなんですが(^^;
本作の問題点はイスカンダルの描き方にもあって、
ガミラスとイスカンダルを表裏一体の惑星、というか
同じ惑星にしたのが大胆ですが、
今回観て、これはクライマックスを手際よくまとめるためのアイデアと思いました。
イスカンダルのスターシャが出てこないのもちょっとガッカリ。
結局デスラーも実体は登場しないまま。
これじゃ戦いも本当の意味では盛り上がらない。
JJの『スター・トレック』を意識したような
この垂直落下シーンは盛り上がりました!!👍
ここもモロにスター・ウォーズ^^
ここなんかは『スターシップ・トゥルーパーズ』。
そういえばヤマトの乗員は機関銃みたいなの使ってたん気になった。
レーザー銃にした方が自然やのに。
なんでココはSWを真似せーへんねん?(笑)
アナライザーって殺戮マシーンやったっけ?(汗)w
ガミラスのガードが弱すぎて失笑レベルww
アッサリ攻略www
いっそここでハッピーエンドで終わった方が
2時間弱で収まってスッキリしてよかったのに、
ここから20分以上また続くのが勿体ないと今回観て思いました。
山崎監督はVFXも担当しているので、
本作のポストプロダクションはおそらく彼のキャリアの中でも最も大変だったと想像できます。
それほどVFXの見せ場が多いということで見応えがありました。
ただ、多分それで山崎監督はヤマトの続編は作りたくないと考えたのでは?と今回思いました。
初見時は主役の古代が死んで、ヤマトが消滅したことに驚きましたが
そう考えたら納得。
ツッコミも多々入れさせてもらいましたが(^^ゞ
日本映画として最大限頑張ってスペースバトル映画を作ってくれた山崎監督には敬意を表したいです。
ボクは
キムタク・山崎ヤマトが好きであります!!(^_-)/