SUPERMAN RETURNS (2006)
年明けにリチャード・ドナー監督の『スーパーマン』の1・2作目を観て
2023年をいい感じにスタートできたので、
この流れでブライアン・シンガー監督の『スーパーマン リターンズ』を観ました!
3作目を観ようかとも思ったんですが、
この『リターンズ』は2作目の続編として作られているのでこちらを観ました。
十年前に本作のブログを書いていましたが、
その頃よりはアクセスして下さる方も増えたので
またしっかりと書きたいと思っていたので いい機会になりました。
十年前も「今こそ スーパーマンが必要!」とか書いてました(笑)
要は常に必要なスーパーヒーローなんです
本作の素晴らしさは
シンガー監督のドナー版への愛が溢れているところ🎥♡
オープニングタイトルからそのままで
もうココだけで100点ですよ💯
しかもCGならではの映像も加えて
オリジナルまんまでありながら
さりげなく進化も感じさせて完璧!!
スーパーマンを演じたブランドン・ラウスのクレジットがしょっぱなにきて
次がロイス・レインを演じたケイト・ボスワースのクレジットが出てくる
まっとうな順番になってるのも嬉しい♬
ストーリーも『2』の続きなだけに
スーパーマンとロイスの愛を中心に描いて
アメコミ映画でありながら立派な、
しかも大人のラブストーリーに深化していて見応えがあります。
正直、序盤の飛行機のシーンが最高過ぎて
後半が失速するイメージはあるんですが、
先に書いたように
ラブストーリーとしての深みがあるので
ボクは『2』の続編として感動して観ることができました。
冒頭の回想シーンから素晴らしくて、
続編という位置づけでありながら
ちゃんとリブート作としての体裁もあるのが技アリ。
ジョン・ウィリアムズのスコアが聴けるのが最高ですが♪
本作のジョン・オットマンのスコアも素晴らしくて♬
サントラも買ったほどです。いまだに聴きます♫
(スグ聴けるように入れてる^^)
ケヴィン・スペイシーが演じたことでレックス・ルーサーの
悪党として狂気じみたところがさらに出ているのも面白い。
ボクはよく「スーパーヒーローには人助けをしてほしい」と書きますが、
それを最高の映像として見せてくれたのが
墜落する飛行機を助けるシーン!
五年振りに地球に帰還したスーパーマン最初の活躍が
ロイスを助けるため(!!)って完璧でしょ!!!
ここもちゃんと1作目をリスペクトしてるんですよね。
しかもCGならではのスピード感溢れる映像が素晴らしくて、
こういう見せ場があってこそリブートする意味があるってもんです。
もうここは胸が熱くなり過ぎて
ここでもう200点ですよ💯💯
久しぶりに観てウルウルしました
これぞスーパーヒーロー映画やぁ~!!!!!
マーゴット・キダーのロイスもよかったんですが、
ボスワースの方が可愛らしくて、
ルックス的にはこちらが好みなのも本作を支持する理由のひとつです(#^.^#)
お馴染みの‘愛のテーマ’をじらしてじらして聴かせる演出もいいなぁ~♪
ロイスの新しい恋人=婚約者を演じるのがジェームズ・マースデンってのもいいし、
コイツを妙に恋敵にしないで、好感の持てるキャラクターにしたのも正解。
そう、ドナー版と同じく、ここには本当に嫌な奴が存在しないんですよ。
だから気持ちがいい。
ロイスが婚約していてしかも子供までいるから
スーパーマンとロイスのラブストーリーとしてはけっこう重くて、
それが後半のトーンを落としたとも思うけど、
そのストーリーがしっかりと描けているからボクは好き。
しかも子供の設定によって
1作目のジョー・エルの言葉に還る
とても強いリスペクトを感じる作りにもなっています。
ここは今回久しぶりに観て初めて強く感じましたね。
自分も親になってるからかな(^^ゞ
残念ながら本作の続きは作られませんでしたが、
今観返すと、ストーリー性があるぶん続きを作るのは難しかった気もします。
ドナー版への愛に溢れたスーパーマンを
2000年代に作ってくれたことが嬉しいし、
ドナー版をさらに好きになった今は
この『リターンズ』への愛も帰還しています
ラストシーンも完璧 ラウスがもっとスマイルやったら(笑)
2020年代も本物のスーパーヒーローの帰還を信じています💖