INDIANA JONES and the KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL (2008)
インディ・ジョーンズシリーズの5作目が今年公開されるので、
4作目の『クリスタル・スカルの王国』を
劇場で観て以来14年振りに観ました。
14年経ってるので ラストのオチも書きますね✑
本作、公開当時はけっこう賛否が分かれてたというか、
まぁ、前作の『最後の聖戦』が素晴らしかったし、
2作目の『魔宮の伝説』の時の映画館の熱気も忘れられないので、
それに比べたら明らかに落ちますが、
そこはスティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカスの黄金コンビ
このテの大作はとかく長くなりがちですが、
ほぼ2時間に収めて
退屈する暇もなく楽しませてくれるのがさすがです👍
ほんでシリーズ最大のヒットになったんやから
映画としては勝ちでしょ!
本作公開前に65歳になっていたハリソン・フォードですが、
今年80歳のハリソンがいまだインディ・ジョーンズを演じてることを思えば、
今観たらまだ若く見えます^^
まぁそうは言ってもやはり歳は歳なんで、
本作は一番CGを多用していて、そこも批判対象になったようですが、
もともとこのシリーズってSFX(特殊効果)を多用していたので
ボクとしては許容範囲。
CGを実写のように見せるのではなく、
CGだからこそできるアクロバティックな見せ場を
確信犯的にやってるスピルバーグの演出が楽しいです(^^♪
そもそも、冒頭の方の核実験のシーンからなかなか滅茶苦茶じゃないですかw
そこを受け入れたら後は全部OKでしょって話ww
冷戦時代が舞台でソ連が敵ってのも分かり易くていいし、
そもそもそんな設定うんぬんより
インディが冒険してればいいわけでw
実際、ボクは二回目の鑑賞でもインディたちがナニやってんのか?分からなかったんですが(まぁボクがバカなんでしょうw)、
終始インディが頑張ってるからそれでいいんです
カタカナで「リターン」って書いてたんや^^
あと、作品の出来が微妙なときに?さらに力を発揮するのが
ジョン・ウィリアムズの音楽
お約束のテーマがかかれば自然に上がるし
四十年以上もワクワクさせ続けてくれる
ウィリアムズの音楽はもはや神スコアです♬
今回、当時『トランスフォーマー』シリーズで勢いに乗っていたシャイア・ラブーフがインディの相棒を演じるのがポイントですが、ここは上手くいってたと思います。
ただ、本シリーズにというか、スピルバーグ映画に欠けてるのは
若くて美しいヒロインの存在で、
今回もヒロインの立ち位置に1作目のカレン・アレンがきたから
華もなにもあったもんじゃありませんww
ただ、懐かしい気持ちにはなれたし、
この設定でインディの家族も描けたので
そこはスピルバーグ映画のいいところかな、と^^
ケイト・ブランシェットはさすがの悪役ぶりでしたが、
冒頭以外の前半パッタリ出なかったのは勿体なかったかも。
スピルバーグといえば『E.T.』とかのイメージと違って
実は悪趣味描写も見どころやったりしますが、
今回は軍隊アリを出してその悪趣味ぶりを遺憾なく発揮w
本物の虫を使った『魔宮の伝説』ほど気持ち悪くなくてよかったです(笑)
賛否分かれた一番の原因はラストのオチやと思うんですが、
宇宙人ネタにした思い切りのよさがルーカスらしくて好きやし、
考えたらスピルバーグだって『未知との遭遇』とか撮ってるんやから
これはスピルバーグらしいとも言えるわけです。
ただ、インディらしくないと抵抗感があった人も多かったんでしょうね(^^;
ラブーフに代替わりするかと思いきや、
フォードが「インディ・ジョーンズは俺だ!」と言わんばかりのラストシーンを見て
(さすがにもう無理やろ?!)と14年前は思いましたが、
本当に最期までインディを演じ続けたフォードは
もはや還暦が見えてきたボクにとっては―w
正に理想のスター・希望の星です