昔やってたmixiで書いた『赤毛のアン』シリーズの感想を貼るシリーズ、
だいぶ空いてしまいましたが(^^;
このシリーズとは一生付き合いたいと思っているので
ぼちぼちいきますね^^
言い訳を一つ言わせてもらえば、
二年半前に勤務地が変わってから
通勤時間も含めて仕事の拘束時間が長くなってしまって
以前ほどブログを更新できなくなってます。
最近また異動したんですが、
通勤時間は少し短くなったものの、
仕事自体がしんどくて更にブログが書きにくくなってます。
だからなかなか本も読めませんが
松本侑子❣日本初の全文訳『赤毛のアン』文春文庫@officeyuko
少女小説でも、児童書でもない、大人の文学 日本初の全文訳『赤毛のアン』シリーズ 松本侑子新訳 数百の訳註、プリンスエドワード島写真付 Amazonの文春文庫のページに、 既刊の第1巻~第6巻の紹介コーナー 各巻の内容、訳註の… https://t.co/vd04Ln6zFm
2022年02月19日 08:57
松本侑子さんの全文訳シリーズはいつかは読破したいですね
とりあえず1作目は本も電子書籍版も両方買いました📕📱
では貼ります↓
(2009年5月11日にUPしたブログです。一部訂正しています)
これは‘ANNE OF WINDY WILLOWS’という原題を直訳してもよかったのにな、
と思いましたね。
だって‘WINDY WILLOWS’は‘風柳荘’だから、いい感じの響きですよね。
多分、‘青春’‘愛情’‘友達’と語呂を合わせられたのでしょうね。
それにしてもWINDY WILLOWSとはイイ響き♪
PATTY'S PLACEもそうですが、
ネーミングにこだわる^^アンANNEがモンゴメリ自身だということがよく分かりますね
前作が番外編のようなカンじで、アンがほとんど出てこなかったので、
とりあえずアンが出てくるだけでも嬉しくなります♪
ただし、この5作目はアンの手紙によってストーリーが語られる手法になっていて、
3作目までと比較してしまうと、やや退屈に感じるかもしれません。
ボクなら『アンの手紙』というタイトルにしますね。
ボクは洋画が好きなので邦題が自然と気になるんです
退屈とはいってもあくまでも比較論の話で、
そこはアンの書く手紙、
そんじょそこらの小説よりも面白いのは言うまでもありません
「あたしはそこに座って、林の静けさに耳を傾けるのが大好きです。
静けさにもいくつぐらい違った種類があるか気がついたことがあって、ギルバート?
森の静けさ、岸辺の静けさ、牧場の静けさ、夜の静けさ、夏の午後の静けさ。
みんな違っています。
それぞれの底にかよっている調子がそれぞれ違っているからです」
~‘静けさ’に想像力を働かせるなんてさすがですよね。
不思議とその違いがボクにも分かるような気がするのです。
ここにアン・シリーズの魅力があるように思います。
普段気にもかけていなかったことに気付くようになってくるんです。
‘静けさ’なんて普通気にかけることでもないですが、
それに種類があることに気付くことで日常の生活が変わるんです。
それは普段の生活の空気感を意識するようになるということです。
ボクは今の家に住んで6年半になりますが、
駅までの道に花がたくさんあることに最近初めて気付きました
「この上なく醜い通りでさえ、古い板塀ごしに腕を差しのべている花の枝や、歩道をふちどる草の中にリボンのように続くタンポポのおかげで見違えるようです」
~子供がタンポポに興味を示しているのを見たら微笑ましくなりました
子供の頃はアレを、フゥ~!!って吹きたくなるんですよね!
駅のスグ近くに丈の高い非常に見事なバラがあることにも気付きましたが残念ながら枯れかけていました…。来年撮ろう。
今なら真夜中の初夏の静けさでしょうか(そのままやん)
F1をかけているのに、このパソコンまわりは静かに感じます
会話劇の面白さも勿論健在です。
キャサリンとのちょうちょうはっしのやり取りはなかなか‘聞き’応えがあります。
一見敵に見える相手のいい部分の本質を見抜こうとするアンの眼力もお見事。
人間関係を限定しがちな現代に、アンの 人に相対する姿勢は学ぶべきものがあると思います。
それは、アンにとっては子供時代に友達というものが出来ない環境にいたことの裏返しの欲求でもあるのですが、
他人に関心を持つということは、今の時代にこそ必要なことだと思います。
人間同士のいい意味でのぶつかり合いを避ける風潮はイヤですね。
(そのくせネットではケンカする)
ただしアンは、自分にとって価値のない人間の見極めも怠りません。
「この人には何も発見するものがありません」
~人生という限られた時間の中で、自分にとって価値のある相手かどうかの見極めに失敗すると大切な時間を無駄にすることがあります。
ボクは今までの人生において、その点成功も失敗もしてますね(苦笑)。
アンに良い資質を発見してもらったキャサリンは当然アンの素晴らしい資質を認め返します。
「あなたは美とロマンスの小さな魔法の世界に住んでいるような人なのよ。
『あたしは今日はどんな嬉しいことを発見するのかしら?』
―これがあなたの生活態度に思えるわ、アン」
赤毛のアン・シリーズを読んでいたら
アンの素晴らしい発見を、自分の生活の中でも見つけることができますよ
―以上です✑
松本侑子さんの新しい全文訳版ではタイトルが
『風柳〈ウィンディ・ウィローズ〉のアン』になっているのが嬉しいです♪
この物語たちにはまだまだ新しい発見がありそうです