DIE ANOTHER DAY (2002) ➀
ピアース・ブロスナンのボンド作品を連続して振り返ってきましたが、本作でいよいよ最後です。
先に言っておきますが、ボクはブロスナン=ボンドの作品の中では本作が一番好きです!
今回ブログを細かく書くために久しぶりにブロスナン=ボンドの作品を振り返ってみて、
以前は完全に失敗作と思っていた前作『ワールド・イズ・ノット・イナフ』の良さも今さらながらわかって、
『ゴールデンアイ』『トゥモロー・ネバー・ダイ』の面白さも再確認できました。
そんな前三作を観たばかりのタイミングで本作を観たら、雑な印象を初めて受けてしまいましたが;^^
大好きな気持ちに変わりはなかったです^^
007映画はざっくり分けると〈シリアス路線〉と〈ファンタジー路線〉に二分できると思うんですが、
本作は正にファンタジー路線。
初めて観た007に思い入れが強いファンは多いと思うんですが、
ボクのファースト・ボンドは『ムーンレイカー』。
まさにファンタジー路線を極めたボンド映画でこのシリーズにハマった身としてはw
『ムーンレイカー』以来二十年以上ぶりに登場したファンタジー路線の本作に心底ワクワクしました!!
本作はその振り切り方から苦手なファンも多いようですが、ボクは大好き!
だから本作のブログはボクのストレートな感想をそのまま書いていきたいと思います(いつもやんw)。
本作はシリーズ20作目の節目ということもあって、過去作へのオマージュも多数散りばめられていますが、
そこは敢えてスルーして?w ホンマに見たまんまの感想を書くつもりです✑
「大好き」と言いつつ、部分部分ではツッコミも入れると思うので悪しからず(^^ゞ
弾がこっちに飛んでくるガンバレルが本作だけでよかったです(笑)
こういうファーストシーンは これからここで何か起こりそうなワクワク感を与えてくれます♫
ここからのサーフィンのシーンがいきなり素晴らしい迫力!!
まさに“本物を見せる”のが魅力のボンド映画の面目躍如!
複数人でのミッションというのがリアリティーがあっていいです。
リアルを追求した作品ではないんですけど←
ここで、手の動きでサッと指示を出すブロスナン=ボンドがカッコイイ!
ヘリコプターを誘導するという手法が面白いです。
チョロッと登場するだけの男もさすがイケメンw
この ニカッとした笑顔もブロスナン=ボンドの好きなところ^^
4作連続で振り返って思ったのは、ブロスナン=ボンドが一番腕時計を活用してるんちゃうかな?
去年、韓国映画の『悪人伝』を観た時に見たようなシーンがあったと思ったらコレか^^
今回の悪玉ムーン大佐が残酷で情け容赦の無い男というのをいきなり見せたのがよかったです。
ウィル・ユン・リーのキャスティングもマル!
ムーン大佐の右腕ザオを演じたリック・ユーンは『ワイルド・スピード』で存在感を示したばかりのニューカマーやったから、こちらもナイスキャスティング!
本作は悪役のキャスティングがイイのが大きな魅力のひとつです。
携帯で写真を撮って身元を確認するところは当時目新しく見えた記憶があります。
ボンドもイーサン・ハントみたいに変装せなあかん時代になりました(笑)
いや、堂々とそのままの姿で敵地に乗り込むのがボンドの魅力ですね^^
西欧を揶揄しながらも実は西欧に憧れているフシもあるムーン大佐は
東洋・アジアの悪役として上手い設定。
しかし、北朝鮮を露骨に悪として描いていたのには当時はけっこうビックリしましたね。
日本人としては拉致問題があるし、現実でも悪のイメージがあるだけに
逆に(ここまでやって問題ないんかな?)と少し心配になったものです(^-^;
すかさずツッコむボンドがさすが^^
西欧にたいする意識から、ムーン大佐には英国の諜報員であるボンドへの憎悪が感じられて、
それをリーが目の表情だけで表現しているところがいい。
いいですね~!!
オープニングからここまでボンドと悪玉が正面から対峙する作品ってあったかな?
まぁ、後半面構えが変わるからこその演出でもありますが^^
ザオの面構えも変わりますw
ここから激しいバトルに突入
大迫力のサーフィンシーンからボンドの巧妙なミッション、
そして魅力的な悪役たちが登場してボンドいきなりの大ピンチからの反転攻勢!!
本編への伏線も上手く張られ、正に理想のアヴァンタイトルのひとつやとボクは思ってます!
JAMES BOND WILL RETURN