The World Is Not Enough (1999) ✑ ⑨
ここはいい所をロケハンしたと思います。
この表情を見るとエレクトラ(ソフィー・マルソー)がレナード(ロバート・カーライル)のことが好きなのは本当の事に思えます。
ただし、レナードに対して打算的なところがあるのも事実。
乙女の表情から一転して強欲な女の顔に変わるエレクトラを見ると、
サイコパスレベルの二重人格者なんじゃないかと思います。
これは今回久しぶりにガッツリ観て感じたことなんですが。
マイケル・アプテッド監督のエレクトラの内面描写演出には物足りなさがあるものの、
マルソーの演技力でそれを補えているとも言えます。
しかし、公開当時はここまで評価できませんでした。
アクションに対する不満など、自分の中で色々なノイズがあったからかもしれません。
M(ジュディ・デンチ)が物語に大きく絡む流れは『スカイフォール』で極まりましたね。
監禁されてもストールを肩にかけてるMがいいです^^
このセリフからすると、エレクトラの父親のロバート・キング卿は嫁さんの財をモノにしたということか。
エレクトラは身代金うんぬん以前に父親を憎んでいたことになりますね。
その憎悪が彼女の人格を歪めたんじゃないかと今回思いました。
エレクトラを無垢と思い込んでいたレナードは
悪女に翻弄される情けない男にすら見えてくる。
Mも自分の見立てが間違っていたことに気づいたんじゃないでしょうか。
ボンドにヤキモチを妬くレナード。
このエレクトラの座り方いい^^
エレクトラは氷を使ったプレイがお好き?^^
レナードが完全に中学生に見えてしまうシークエンスで、
公開前に‘痛みを感じない男’と聞いて(最強の悪玉の登場か?!)と期待満タンやった心はここで跡形もなく溶けましたw
っつーか、そもそも悪玉ちゃうやん!!ww
ズコフスキー(ロビー・コルトレーン)もブロスナン=ボンドの魅力的なサブキャラの一人。
自分のイラストええように描きすぎちゃう?w
ここ笑ったwww
ここのブロスナンいいですね!
『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のコネリーを思い出します。
この遠目のカット好き。 ボンドを写すシーンとしては珍しい気がする。
ブロスナン=ボンドのボンドカーは 前作に続いてリモコンカーのイメージが強くなりました^^
小型ミサイルは複数装備。
今思うとミサイルの操作もリモコンでできたら便利^^
ボンドカーはこういう余裕の表情で使うものですね^^
真っ二つになったボンドのBMWを見て笑ってたズコフスキーのキャデラックがこのあと海に沈んだんワロタw
ボクはこういうセット撮影のアクションはあんまり好きではないんですが、
ブロスナンの身のこなしとアクションはカッコイイです!!
この ヘリの撃退の仕方はよかった。
『スペクター』のクライマックスはホンマもう一工夫してほしかったと思う(苦笑)
チェーンソーヘリコプターはプロデューサーのマイケル・G・ウィルソンが『ゴールデンアイ』の頃から使いたいと思っていたそうなんですが、ボクは盛り上がらなかったですね。攻撃が非効率過ぎてお遊びに見えてしまいます。
この↓刃が飛んでくるとこはええけど。
ズコフスキーのへっぴり腰がいいww
ブロスナンはネクタイを緩めるシーンもかっこいい!
ネクタイを締める印象的なシーンはあっても、緩めるシーンは珍しいような。
ズコフスキーが自分の商売道具に溺れそうになるのがwベタやけどいいです^^
リチャーズちゃんにGジャンみたいなのを羽織らせてるのもいいです。
リチャーズちゃんの衣装は基本カジュアル系のイメージで、
こういうイメージのボンドガールは珍しい気がします。
今回ふと思ったんですが(^.^)
「テロリストとイギリス諜報部員の戦いに巻き込まれた」と言うんでしょうか?(笑)