The World Is Not Enough (1999) ✑ ➊
ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドを演じる3作目にあたる本作は興行的に大成功。
ブロスナン=ボンドの人気は前二作に続いて決定的なものになりましたが、
本作はなかなか野心的な試みもしてるゆえ賛否分かれていると思います。
ボクは正直 初めて映画館で観た後、今までに見たシリーズで一番ガッカリしました。
エンドタイトルの音楽が日本では替えられてしまっていたという問題もありましたが、
それ以前に本編のアクションが盛り上がらなかったのが自分がガッカリした要因でした。
しかし、本作のアヴァンタイトルは最高です!
本作は賛否分かれたとは言いましたが、このアヴァンタイトルについては
十人中十人が絶賛すること間違いなしの素晴らしい出来です!!
なので、アヴァンタイトルのブログとしては初めて(最初で最後!?)二つに分けてUPします^^
今回のブログはメイキング本(イアイン・ジョンストン著)とDVDに付いていた小冊子を参考にして書きたいと思います。
先に「一番ガッカリした」なんて書いてしまいましたが(本作がお好きな方すいません<(_ _)>)
今回久しぶりに観たら今までで一番楽しめたので、だんだん本作を好きになっているのは間違いありません。
あと、ブロスナン=ボンドをこうやってガッツリ振り返ることで、今さらながらブロスナン=ボンドの魅力の素晴らしさに気づいている部分も多いです^^
では、好きなところも そうではないところも正直に書いていきますので
よろしくお願いします(^^ゞ
ファーストシーンからボンドが登場するのは珍しいと思います。
ボクは想像力をかき立てる風景の描写から入るのが好きですが。
ボクにとっては意外なファーストシーンでしたが、
いきなり物語が動いている感じが出ているのは良いと思います。
建物自体がアートなグッケンハイム美術館。
こういう名所が写るのはボンド映画らしいくていい。
美人の秘書をガン見する007もボンド映画らしい^^
実は刺客の秘書を演じるのはマリア・グラツィア・クチノッタ。
エンドタイトルでは‘シガー・ガール’とクレジットされてるのもボンド映画らしい遊び心です。
いかにもな面構えの銀行屋のオッサンのキャスティングも相変わらず上手いですが、
銀行が悪事に絡んでいるというのがいまいちピンときません(^^ゞ
まぁ、あんまり深く考える必要もないんでしょうがw
由緒正しい?スイス銀行のオフィスが、なんか ヤクザの事務所みたいな雰囲気になってるもんな(笑)
銀行員としてのメガネ姿も様になってたスマートなブロスナンが
ここから諜報部員の顔になるのがいい!!
3作目にして程よい渋みも増したブロスナン。
色男ゆえ甘い印象が強いですが、本作ではハードな表情も前二作以上に見せてくれるので
正に‘殺しのライセンス’を持った007としてのカッコよさを堪能させてくれます!
ここのシークエンスも素晴らしいですね~!
スマートなブロスナン=ボンドらしく、追い詰められた局面でもカッコよく退散!!
このシーンは公開当時のCMや予告でもフィーチャーされていました。
James Bond@007
When you are trying to leave work without anyone knowing... https://t.co/t5f6k5KGNu
2021年07月24日 01:00
銀行員の顔に戻るボンド^^
MI6に戻っても銀行員のままのボンドw
マネーペニーを演じるサマンサ・ボンドがベリーショートになってイメチェンしてましたね(^.^)
ボクはピアースとサマンサのコンビが一番好きですね。
程よく近い♡←距離感がいいです^^
ロバート・キング卿とMが旧知の仲という設定が後のストーリーに絡んできます。
このアヴァンタイトルは物語的に密接に本編とつながっている点も見逃せません。
ここでの発火・爆発のトリックもなかなか見応えがありました。映像的にも上手い。
MI6が爆破される衝撃的な幕開け!
ただ葉巻をくれる秘書ではありませんでしたw
スーツから殺し屋仕様に変わった衣装がいいです。
登場したばかりの新兵器をいきなり使うなんて初めてでは?!
この Qの困り顔が好きです(笑)
次はQボート・アクションです!!!
JAMES BOND WILL RETURN