GOLDENEYE (1995) ✑❸
ピアース・ブロスナンのジェームズ・ボンドが初登場した本作は冒頭のロケ地がモナコなのも魅力。
お金持ちが集まるイメージがある国なので^^ボンド映画にはピッタリな舞台と言えます。
豪華なホテルが登場するのはボンド映画のお約束。
早くも獲物を仕留めたような?!顔^^
ボンドは最初からこのゼニア・オナトップ(ファムケ・ヤンセン)を追っている設定。
つまり、本作の敵になるロシアの犯罪組織“ヤヌス”を探っているわけですが、
ミッションを言い渡されるシーン無しに既に本筋のミッションに入っている流れは従来のボンド映画とは違う印象で、なんとなく見てたら分かりづらいようにも思います。
ただ、ストーリー云々以上にボクが初見で意外に感じたのは、実はこのお約束シーンやったんです。
カジノのシーンはボンド映画の十八番ですが、アクション映画としての流れは止まります。
アヴァンタイトルのアクションからのカーチェイスと、冒頭からテンポよくアクションを展開させましたが、
この序盤でいきなり王道のカジノでのシークエンスを持ってくるとは予想していませんでした。
『ダイ・ハード』や『スピード』の大成功で90年代以降のアクション映画はジェットコースター・ムービー的なノンストップ・アクションが主流になっていました。
6年のブランクの間に明らかに流れが変わったアクション映画界。
長い歴史を誇る007シリーズでも、その流れは踏襲せざるを得ないんじゃないかと思っていたし、
ノンストップ・アクションが好きなボクはそれを期待していたところもありました。
しかし、この序盤で本作はボンド映画の王道を貫くという意志表示を明確に見せたと思いました。
そして、ノンストップ・アクション的な007を期待していたボクは、期待が裏切られたということは勿論なく、(お~!!)と、腰の据わったカジノの場面に膝を打ったんです!
(さすがボンドやなぁ~!)と^^
こういうセリフのひとつひとつが―
悪い子ちゃんのwボンドガールのひねった返しが―
ボンドのこんな表情が―
こういうお約束の数々こそがやっぱり最高なんや(!!)と実感しました!!!
ボンドガールの一見フザけたような?名前もお約束(笑)
エリック・セラが奏でる どこか物悲しいような旋律も印象的で、
ボンド映画は他のアクション映画とは決定的に違うという事を見せて貰えた気持ちになりました。
階段をササッと上がるだけでカッコイイ!!
望遠鏡にカメラが付いていて、それがボンドカーとも連動してるのがいい。
これは実用性が高い新兵器ですね^^
これもお約束です
Bond is back ―