GOLDENEYE (1995) ✑➊
ボクがブログを始めたのはmixiだったので、ピアース・ブロスナンの007ブログはそっちでけっこう書いてたんですが、もはやあっちは廃墟と化しているので:^^ こちらでも書いていきたいと思います
このごろブログを書く時はもっぱらネットで調べながら書いてるんですが、
先日、ティモシー・ダルトンがインタビューで「ウィキ〇ディアの自分の記事はデタラメ」みたいに言っていたという記事をネットで見たので、
今回はネットだけではなく、パンフレットとボンド本を参考にしながら書きます。
まぁ、ダルトンのインタビュー記事もネットやから真意は分からないかもしれませんが(^^ゞ
公開当時のパンフレット📕
2000年に出版された『ジェームズ・ボンドへの招待』📘
まず先に書いておかなければならないのは、本作は前作『消されたライセンス』から6年もの年月を経て公開されたということで、シリーズとしてはもちろん一番長いインターバルになったワケです。
だから当時は色々な憶測が報道されてまして、その中には‘新ボンド候補にシャロン・ストーン、エディ・マーフィー’なんてw今思えば、いや、当時でも笑っちゃうような報道があったと記憶しています。
プロデューサーのアルバート・R・ブロッコリの会社とMGM/UAエンターテイメントが法的な争いをしていたのが、なかなか製作できなかった理由のようですが、2年スパンくらいで新作を観ることに慣れていた当時は(今思えばいい時代やった^^)さすがに心配したものです。
やっと新作の製作が決まり、新しいジェームズ・ボンド役者にピアース・ブロスナンが決定しても
不安が完全に払拭されることはありませんでした。
『ダイ・ハード』以降明らかに流れが変わったアクション映画界。それに影響を受けたかのようだった『消されたライセンス』の興行的失敗。
007シリーズが90年代に受け入れられる新作を作れるのか?という漠然とした不安。
あと、ブロスナンがカッコイイことは以前から分かっていましたが、タバコのLARKのCMでボンドまがいのキャラクターを演じていたブロスナンがどうも安っぽくボクには見えていたので、そこも正直不安でした。
しかし、いざ本編を観ると、
ピアース・ブロスナンのボンドのカッコよさにいきなりシビれることになりました!!
このキメポーズはもちろん、歩いてくるところからすでにカッコよかった!!
シリーズとしては異色の抜擢となったエリック・セラの音楽については賛否分かれてた印象がありますが、それまでのシリーズにはないセラらしいアレンジは新鮮で、冒頭の映像との相性もよくて
ボクは新しいボンド映画の幕開けに相応しい音楽やと思いました♫👍
当時はバンジージャンプがまだ新鮮やったと思います^^
それに、この高さがさすが007!
新兵器がサクッと出てきたのも嬉しかった♪
ブロスナンの目のアップから入るのもいい。
ただ、個人的には初めて顔が写るトイレのシーンはそんなに好きではありませんでした。
あのユーモアあるシーンもすこぶるボンド映画らしいんですが^^
ブロスナンの初登場シーンはカッコよくキメてほしかったです!
まぁ ほどなくしてカッコいいブロスナン=ボンドがバンバン登場するからいいんですけどねw^^
マーティン・キャンベル監督は、陰影をつけた、と言ったらいいのかな、
そういうシーンでのボンドの見せ方がカッコよくて上手いです!
それにしても当時はまだ大きな実績がなかったキャンベル監督を、
シリーズの命運を懸けた作品に抜擢するとはさすがボンド映画のプロデューサーです!
『カジノ・ロワイヤル』でも見事にシリーズの転換をはかることに成功したキャンベル監督は
シリーズ史上最も貢献度の高い監督の一人に数えられると思います。まぁみんな名監督ですが^^
できればもう一本キャンベル監督のボンド映画を観てみたかったです。
006のアレック・トレヴェルヤンとボンドを同じジャンプスーツにしたのはキャンベル監督の意向やったそうで、当初はボンド専用の予定でデザインされていたとのこと。
二人に同じスーツを着せることで同僚感が増したのは、後の展開を考えればすこぶる正しい演出です。
このあとアレックが、あとの半分は「運命だ」というセリフもいい。
このアヴァンタイトルは本編と直接つながる、ストーリー的にも重要なパートになっているところがいいです。
こういうセリフもボンドらしい^^
こういうセットの作り込みがさすが!
ここもカッコエエ~~~!!!(≧▽≦)
ボンド映画はスタントマンとボンド役者の使い分けもとても上手いですよね!
だからアクションがよりシャープになる!!
ブロスナンもバイク似合うなー!🏍👍
ここは本当にダイビングしてるみたいなのでボンド映画らしい迫力!
ただ、このモロ合成はやめてほしかった(苦笑)
こういうブロスナンのアップなら仕方ないですけどね(^^ゞ
そもそも落下してるセスナに飛び移るなんて不可能なシチュエーションを映像化しようとしたのが間違い?
常に本物のスタントで見せ切ってきたといっていいボンドアクションが大好きやったから、
このくだりだけは不満でした。
『ダイ・アナザー・デイ』ではもっととんでもないアクションを見たのでww
今ではこのシーンも普通に見てますけど(笑)
フツーならここで♪チャラッチャラ~って ボンドのテーマが流れるんですが、本作では音楽ナシ。
しかし、その音楽ナシの演出が逆に効果的で
爆破シーンと相反するような静けさから主題歌へといく流れがイイ!!
ここゾという勝負作の主題歌でティナ・ターナーという大御所を起用したのもさすが!
モーリス・ビンダーの歴史を受け継いだダニエル・クラインマンの
メインタイトル・デザインも素晴らしい!
ソ連崩壊を連想させるビジュアルが、
長きに渡る本シリーズの転換も予感させるところがさすがです。
Bond is back ―