MAZE RUNNER:THE SCORCH TRIALS (2015)
1作目が予想を大きく超える面白さやったから
スグに『2』と『3』をポチっとしました💻^^
【ネタバレあり:1作目のネタバレも含みます】
今回は『砂漠の迷宮』という邦題になっていて、たしかに砂漠と化した都市が主な舞台になっていますが
迷路そのものが舞台になっていた1作目に比べると‘迷路感’はほぼ無いと言っていいです。
そういう点も含めて、ぶっちゃけ1作目ほど面白くはありませんが、
それでも前作より20分ほども長い2時間12分退屈すること無く観れたのは、
前作の迷宮の仕掛けもたしかに面白かったんですが、
それ以上に登場するキャラクターたちの個性に惹かれていたからです✨
だから、基本的な舞台設定やストーリーに前作ほどはハラハラしなくても、
自分にとって愛すべきキャラクターになった主人公たちがどうなってしまうのかという思いだけでも
じゅうぶん食い入るようにw観ることができました
【ここから更にネタバレ】
※本作をこれからご御覧になる方は、この先は読まずに観て下さい^^
1作目がボクの大好物な映画になった^^大きなポイントは【モンスター映画】としての面白さもあったからでしたが、今回も意外な面白さがありました
それは、【ゾンビ映画】としての面白さでした
だから砂漠が舞台とはいっても、灼熱の太陽の下でのシーンがメインではなく、
むしろ不気味な夜のシーンのハラハラ度の方が大きかったような^^;
ゾンビもどきの奴らが全力疾走で追っかけてくるシーンがなかなか怖いんですが
こいつらはゾンビというより感染症にかかった人間の成れの果てみたいな感じなので、
奇しくも今現在の世界が直面している新型コロナウィルスの恐怖を連想しないではいられませんでした。
巨大組織に集められた若者たちと 地球規模の感染症のつながりから段々と物語の骨格は見えてきますが、組織の陰謀から逃れようとする若者たちの逃亡劇に夢中になっている間にクライマックスに近づいていきます。
本来のお目当てやったカヤ・スコデラリオちゃんの見せ場は決して多くはないですが、
主人公たちみんなが魅力的なので、その面々を見てたら退屈するヒマはありません。
若干の中だるみが無くはないですが、それは サスペンス描写だけじゃなく ドラマ的な要素もきちっと入れようとしたウェス・ボール監督も分かってやっているハズです。
むしろ勢いだけではなく、ドラマ性も厚くして堂々たる大作に仕上げたボール監督の手腕はまたも素晴らしいと思いました🎥👍
前作の倍ほどの製作費をかけただけあってビジュアルは超大作並みの迫力!!
CGの精度は高いし、セットもよくできてるので、SF的なビジュアルを楽しめるのがいいです👀♫
『ターミネーター』のスカイネットみたい^^
スピルバーグ監督の『ロスト・ワールド』をなぞったような見せ場を演出するボール監督には自信を感じます!
そういえば、ゾンビメイクした役者が追っかけてくるシーンは怖いのに
CGのゾンビが追っかけてきてもちっとも怖くなかったのがナンかおもろかったですw
本作のキャスティングディレクターのセンスは素晴らしくて、
名前を知らないような俳優さんでもみんな実に味があって役に合ってます
ラッキーやったのは 今や『ワイスピ』ファミリーになったナタリー・エマニュエルちゃんが出てたこと
『プライベート・ライアン』の狙撃兵が印象的なバリー・ペッパーの登場も映画ファンには嬉しいところ♪
前作の若者オンリーな感じもよかったですが、
本作ではその若者たちを守ろうとする大人たちも登場するのが胸熱ポイントです
しかし、やはり本シリーズで一番胸が熱くなるのは主人公の仲間たちの友情!!
バリー・ペッパーにもライフルを構えて欲しかったと思った映画ファンは少なくないハズ(笑)
主人公たちの想いが色んな意味で揺さぶられるラストに、
ボクの心もかき乱されたままラストシーンへ―!!!
スグに続きを観たのは言うまでもありません^^