『 IT “それ” が見えたら終わり。』をガッツリ振り返るブログ✑④
続編の公開には間に合いませんでしたが、振り返りを続けます。
地上波でも放映されたので、御覧になった方も多いかもしれませんね。
本作が怖いのは、子供の頃に誰もが空想するであろう‘恐怖の対象’が出てくるからですね。
それが現実のものじゃないと分かっていても怖い。
むしろ、深層心理的なものやからこそ 現実の殺人鬼以上の恐ろしさがあります。
この赤い風船を あえてCGで描いてるのが印象的でした。
風船なんて 本物を使えばよさそうなものですが、
CGで描くことによって‘非現実’のものであることを表現しているようで上手いと思いました。
だからワザとCGと分かる精度にとどめているんやと思います。
初見ではなんとなく聞いてましたが、この「浮かぶ」というワードが実は重要。
ここも好きなシーンですね~!
「君の髪は冬の火のよう 1月の残り火」
「僕の心も燃える」
詩で恋心が芽生えるベバリーが可愛らしいです(*^^*)
ソフィア・リリスの起用も本作の大成功の理由の一つやと思います。
ここでも「浮かんでる」というワード。
ここからはエグいシーンになるのでご注意を↓↓
ここは『シャイニング』の血の洪水のシーンを思い出しましたねー!
まさにスティーヴン・キングらしいシーンであるといえます。
幻想と分かってはいても、
ホラー映画史上に残る強烈なシーンでした!!!
本作は少年少女のフレッシュな物語として、ホラー映画らしからぬ面白さを見せながらも、
要所要所ではホラーテイスト全開の恐ろしいシーンをきっちり見せてくれるから最高なんです。
本当に恐ろしいからこそ 少年たちの物語も活きてくる。
詩は書けないけど、絵心はあったんですね^^
「浮かぶ」というワードが何回も出てきます。
ペニーワイズにビル・スカルスガルを起用したのも大成功ですね! ホンマに不気味(゚Д゚;)
地下室の暗いシーンから、陽光眩しいシーンへの切り換えも見事。
正に、闇と光の使い分けに アンディ・ムスキエティ監督のセンスを感じます。
夜のシーンばかりの作品って、映像の粗を隠されてる気もしてつまらなく感じるんです。
本作はホラーでありながら、明るいシーンの方が印象に残っているのがいいです。
キツいシーンのあとやからこそホッとします(^.^)
幻想である血を実際に掃除するシーンが面白かったですね。
子供たちにとっては現実に等しいということなのか?
ブログばっかり書いてw
なかなかこの頃は本を読む時間がなかったんですが、
本作は久しぶりに原作を読んでみたくなる作品です^^
続きます―✑