SPECTRE (2015) ⑬/13
この『スペクター』ブログを書いている途中で ロジャー・ムーアの訃報があって、
ムーア=ボンドのブログを優先して書いたので、
結局 こっちのブログは三年越しになってしまいましたが(^^ゞ ついに完結ですw
前作『スカイフォール』でも ロンドンでのシークエンスが盛り上がりましたが、
本作では正にクライマックスが ボンドの本丸で繰り広げられるのがいいです。
マドレーヌ(レア・セドゥ)があくまでも 普通の男性を求めているというこの展開は、
ラストシーンにもつながるのでよかったと思います。
これによって、ボンドとブロフェルドの一騎打ちの舞台も整いました。
廃墟と化したMI6本部でボンド(ダニエル・クレイグ)とブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)が
対決する構図もいい。
ボンド映画の悪玉には ユーモアのセンスも必要です。
今回のブログでは ボンドとマドレーヌに焦点を絞ったので
M(レイフ・ファインズ)のシーンはあんまり取り上げてませんが、
ファインズ演じるMは‘現場主義的な’行動力で好感が持てるキャラになってますね。
こういう上司が欲しいです^^
時代の変換を感じる展開でもありました。
ここらへんを実写で描いてるのはさすがですね!
まさかホンマに銃でヘリを撃ち落とすとは思ってなかったのでw ココは正直 失笑してしまいましたww^^;
上手く撮れてますが、他のアクション映画でもさんざん見たようなシーンではありますね(笑)
ただ、こういうシーンはさすがにイイです!
ファインズのMが一番好きかも^^
こういう構図もカッコイイですね! 西部劇みたいな雰囲気も感じる。
まぁ、結局‘一騎打ち’っていう感じにはならなかったけど、
それもボンド映画らしいっていえばらしいですね。
最後に悪玉と本当の意味でガチで戦ってたのは『ゴールデンアイ』くらいしか思い浮かびませんw
まぁ、ここでブロフェルドを殺すワケにはいかんわな~(^^ゞ
ブロフェルドの性格を考えたら、この‘大事な用’のために
ここで息の根を止めておいた方がよかったと思うけどねw
次回作にもレア・セドゥちゃんが出演することがアナウンスされたから、
脱獄したブロフェルドにマドレーヌちゃんが殺されてしまいそうで、いまから憂鬱になります。
ボクが一番許せないのはヒロインが死んでしまう映画。
唯一許せたのは『女王陛下の007』だけです。あの作品にはヒロインが死ぬ必然性があったからです。
ベン・ウィショーのQもすごく好きなので、
クレイグ=ボンドは何気に、新しい時代に対応したボンド映画のリニューアルを果たしているとも言えると思います。
ただ、個人的にはおそらくクレイグ=ボンドの最後になるであろう次回作では
ムーア=ボンドにも通じる 往年の 娯楽色の強い、クレイグのボンドも観てみたいです^^
監督の人選からは 期待できそうにないですが(笑)
実は本作のラストシーンがあまりにも見事に物語を完結させていたので
本作公開当時は(クレイグ=ボンドはこれで最後がいい!)とまで思ってたんですけどね(^^ゞ
シリーズでも屈指の(少なくとも個人的には)名ラストシーン!!!
本作はボンド映画として素晴らしいだけではなく、
アクション映画は出だしで決まる(!!)
映画はラストが肝心(!!)という
映画そのものの素晴らしさを味わえる作品
やったと思います!(^_-)/