映画館で見て以来、9年振りに見ましたが👀
金持ちだけ生き残るラストはやっぱり胸糞悪くなりましたねww
でも、ローランド・エメリッヒ監督らしい笑っちゃうほどド派手なディザスター描写の数々が、
近年、特に今年、自然災害が頻発し、自分自身もそれを経験した上で見ると
映画館で見た時は半分笑って見てた滅茶苦茶なシーンですら、なんだか恐ろしく感じてしまいました
現在の地球においては、さすがに本作の人類滅亡レベルの災害は無いとしても、
部分部分では、今の地球なら本当に起こり得るような気がしてしまいました。
SF作家でありながら 売れないために金持ちのリムジンの運転手をしている主人公ジャクソン(ジョン・キューザック)が そのリムジンで崩壊していく街の中を逃げ回るシーンがハイライト。
序盤から このハイライト的な見せ場があった印象やったんですが、今回 時間を見てみたら、
45分も経ってから この本格的なディザスターシーンが始まっていたのが意外でした。
それだけ エメリッヒ監督の序盤の描き方が上手かったんやと思います。
『インデペンデンス・デイ』でも、徐々に盛り上げていく序盤の描き方が上手かった記憶があります。
科学顧問の博士を演じたキウェテル・イジョホーの好演に支えられた部分も大きいですね。
序盤で各キャラクターをちゃんと描いている点は、70年代に流行った往年のパニック映画のお約束をきっちり守っていて、なかなかいいと思いました。
初めて見た時は 中盤のディザスターシーンがあまりにも凄まじかったので、その印象ばかり残っていましたが、2回目でも 約2時間40分もの長尺を退屈せずに見れたのは、
本作の脚本と演出は、意外に良く出来てたのかも?とも思いましたw(^^ゞ
まぁ、そうは言っても あくまでもエメリッヒらしい大味な映画なので、
この宇多丸さんの意見にほぼ賛成です(笑)
まぁ アメリカを破壊させたら右に出る者がいないwエメリッヒ監督の‘アメリカ破壊ここに極まれり!!’って
感じでしょうかww
特に ダニー・グローヴァー演じる大統領が自国の巨大な空母とともに津波にのみ込まれるシーンは
皮肉にしか見えない。
破壊するだけでは飽き足りずwアメリカそのものを水没させた上でww
アフリカ大陸が新天地になるってのもある意味すごい皮肉に感じてしまう;^^
なんだかんだで、曲者役者のオリヴァー・プラットがアメリカの司令官的立場になったのは面白かった。
プラットの個性のおかげで、終盤までは下手なヒューマニズム色が薄まったのはよかったな👍
クライマックスの方舟の基地みたいなところは SFチックな趣向もあってけっこう好きなんですが、
そこから出航するところのグダグダ感は二回目の鑑賞でも変わらずw
まぁ、わかった上で見た分 マシには感じたけどww
方舟に乗ってる奴らは 金と地位にモノを言わせて人類を見捨てて来たクセに
ここまできて今さら感な安易なヒューマニズムを振りかざすシーンはやっぱり無駄、
っつーか今見ても気分悪くなった。
無理矢理ヒューマニズムをネジ込みながら、ワンちゃんのシーンや、ブサイクな息子をw命懸けで助ける金持ちオヤジのシーンという、半分冗談としか思えないシーンを同時に挟んでくるから、
やっぱり真面目に見る映画じゃないことに気づかされる始末ww
勝手に船に忍び込んだ主人公のせいで船が故障してw
それを直すシーンがクライマックスの見せ場になるのがこれまた無駄プロットww
時間の長さは意外に感じなかったとはいえ、やっぱこの最後のくだりの20分くらいはいらんよな~
って感じでした(^^ゞ
ただ、先に書いたように、ここ最近は自然災害を嫌でも身近に感じてるから、
そういう状況の中での家族愛には、ありきたりの描写でありながらも、今回は少し感動したかも^^
究極的に追い詰められた時って、結局は家族なんですよね~!
そういう観点で見たら、あれもハッピーエンドなのか~~?w
主人公の家族は自力で(様々なご都合主義はあれどw)助かったからいいとしても、
こんな生き残り方した奴らがこれから仲良く共存していけるとは思わんけどね~
だって‘自分さえ生き残れたらいい’って奴らばっかりやろ?(笑)
これは是非とも、このク〇どもが争ってw本当の意味での人類の終末、
動物たちだけが生き残る続編を見たいですね~~ww(ある意味ホンマの終末映画www)