原作漫画は読んだことないんですが、冒頭からモロ漫画チックなノリで、ハッキリ言って滅茶苦茶(笑)
でも、ココで笑えたらwそのままノれるハズですww
主人公の日比沼拓郎を演じる野村周平の演技がもはやコントなので?! そこの好き嫌いで評価が分かれてるみたいですが、さっき言ったように、冒頭からそのノリ全開やから、そこでノれればOK!
ホンマに最後の最後までコントみたいな演技やねんけどww ココまで徹底してやってくれたらむしろ気持ちがイイ^^
コレ、演じる方も演出する方も、そして 観る方もけっこうパワーいるけど(笑)そういう映画でしょ?!!!
ココまで徹底的にバカやるって凄いで!!!!
いい雰囲気のライブハウスやと思ったら、これがセットとは驚き!
カメラアングルのことを考えてセットにしたそうですが、美術の仲前智治さんは若い頃からライブハウスに通ってたそうで、なるほど ホンマにありそうな箱!
普通は見れない楽屋裏とかの造形も見ものです。
振り切った映画のヒロインに二階堂ふみちゃんがピッタリなのは言うまでもない!!
第一線で活躍する若手女優でココまでできる人いないと思う。
ふみちゃんって そういう役が多いのが凄い(^^ゞ
しかも 今回はトップアイドル役!!
ほんで、アイドルでありながら酒はくらうわw暴力はふるうわwwゲロ吐くわでwww
こんなヒロイン見たことないっ!!!(;´・ω・)
しかし、コレが ふみちゃんファンにはたまらないっ!!!!(≧▽≦)
ゲロ見せられて;^^ 耐えれた映画初めてやわ(爆)
ふみちゃん演じる宇田川咲がライブハウスのステージに乱入して、
RCサクセションの名曲♪雨上がりの夜空に を歌うところから最高!!
しかも、ふみちゃん自分で歌ってる!!(≧▽≦)
この ふみちゃんの歌を批判してる方もいますが、歌がどっちかというと下手やのに;^^
敢えて吹き替えは使わず 本人に歌わせているからこそ、このシーンはエモくなったと断言します!!
歌唱力ではなく、ふみちゃんなら誰にも負けない演技力でロックをねじ伏せた感アリ!!
いや、もう ココは理屈じゃないな。 ふみちゃんは‘目’だけでもロックしてるから!!!
しかも アイドルなのにオッパイ見せるオマケつきww(注:実際には見れませんwww)
入江悠監督がパンフの中のインタビューで言ってますが、
現代においてはアイドルも実はロック!!
それは‘アイドルもロックを歌う’という表層的な部分ではなく、
アイドルをやるには相当タフな精神がいるということもつながってくる。
バンドマンより‘テッペン獲ったる!’という気持ちが強いアイドルはゴマンといる。
そして、トップであるために虚構を演じ切るのも並大抵の精神ではできないハズ。
実際 日々沼は咲のアイドルとしての姿を観てロック魂が覚醒して、ここが本作のキモでもある!
咲を原作のシンガーソングライターからアイドルに変えた入江監督の目論見はドンピシャと言える。
本作がロックを描けていないとか言う人ほど ロックに対して既成概念を持ってるような気がする。
ロックなんて 人それぞれが好きに感じたらいいもんやし、
ロック=反骨心 なんて 60年代的感覚やと思う。
敢えて言うなら、主人公を好き嫌いハッキリわかれるようなキャラにして、その極端にバカなwキャラクターを最初から最後まで全くブレずに描き切った入江監督の姿勢はロックやと思う。
それに応えた野村クンもロックよなぁ~(^^ゞ
でも やっぱりボクにとってはふみちゃん(^.^)
登場の仕方がインパクトあり過ぎやっただけに、実は弱い面があることを日々沼に見せた時のなんと
可愛らしいことよ(*^.^*)
最強にロックなキャラかと思ったら、実は最高に可愛いツンデレキャラとかたまらんっ!!♡(≧▽≦)
暴れん坊キャラかと思ったらw トップアイドルとしての姿はとことんカワイく☆
しかも【アイドルは偶像】というボクが本来持つアイドルのイメージにピッタリ!
そして、それを咲本人が自覚しているからこそ、ギターを弾きながらロックを歌いたいという欲求が出て、
それが日々沼との出会いにつながる。
トップアイドルとしての衣装と私服のメリハリも素晴らしいんやけど、
私服はふみちゃんがこだわって自分でチョイスしたというのも凄い!
ふみちゃんの映画作りに対する情熱もロックだわ(*ノェノ)
ザ・ロックンロールブラザーズというバンド名から超ベタやからw やってるロックもどストレート!!
ぶっちゃけ ボクが普段聴かないタイプのバンドですが、こういうバンドやからこそ、ベタな本作(褒め言葉ですw)にはばっちりハマって、ボクも 聴いてて熱くなった!!
ありがちなビジュアル系バンドと対比させてるのもオモロかったw
終盤はボクが本来苦手な展開になっていくけど、
それでもクライマックスで感動できたのは、そのありがちな展開をブッ壊したから!!!
そしてラストには思いもしなかった感動で胸がいっぱいになりました♡
バンドにとって、アイドルにとって、いや 一般人、全ての人間にとっての成功や幸せってナンなのか?
とんでもなくバカな映画に見せながら、一番大切な答えを教えてくれた。
気持ちひとつで、黄色い花の美しさまで全く違って見えました💛