SPEED2 CRUISE CONTROL (1997)
久しぶりに『スピード』観たらメチャおもろかったから、続編のこっちも観ましたが、
両方ご覧になった方はご存知の通り?
この『2』は前作には遠く及ばない作品になっています。
初見ではガッカリしたし、実際 興行的にもコケてましたが、
前作があまりにも面白すぎたから比べるのは酷っちゃあ酷やしw
前作とは‘別モノ’と開き直って観たら、これはこれで楽しめる映画にはなっていると思います。
オープニングのタイトルといきなりのバイクアクションは最高
アクション映画としてコレ以上ない最高の出だしで盛り上がります
本作、残念ながらキアヌ・リーブスは出演しませんでしたが、
前作の名セリフを活用してwジャックとは別れた設定にしてるとこは上手い^^
前作に引き続きメガホンをとったヤン・デ・ボン監督は、こういう 自然光を使った映像も上手いですね。
さすがに カメラには相変わらずこだわっているように見えます。
本作は船を舞台にした時点で、公道でぶっ飛ばし続けなければならなかった💨バスによるアクションに及ばないのは、脚本を書いてる段階で書いてる本人たちも気づいてたハズ(笑)
だから、‘バスを船に変えた’だけではなくて、作品のタイプ自体変わったと思って観た方がいいです。
豪華客船でのクルージングが舞台になるから、こっちもバカンス気分で観るべきw
夏になると本作を観たくなるのはそういうコト^^
アレックスは手話で少女と話したりして、ジャックとはまた違う個性があるのがいい。
ジェイソン・パトリックはキアヌみたいな華はないけど、好感の持てる演技で、ボクはアレックスのキャラも好きになりました^^
本作は最初から〈ラブストーリー〉が主軸になってる点も好きなポイントですね(^.^)
悪役を演じたのがウィレム・デフォーっていうのもいい。
病気の治療のためとはいえ、ヒルに血を吸わせる変態?!ぶりw
船のシステムを作った張本人やから、たった一人でwデカい船を乗っ取っちゃうww
犯行動機が‘クビになったから’で、キャラ設定は見た目ほどのインパクトがなかったのは残念。
しかし、思い返すと、この悪役の設定は前作のデニス・ホッパーが演じたオッサンのキャラと通じるものがありますね。 単独犯というのもそういうコト。
今考えると、巷に氾濫した‘テロリストが悪役’のアクション映画とは一線を画しているのは面白い点かもしれません。 まぁ、やってるコト自体はテロみたいなもんやけど。
少女のお母さん役で『007 ムーンレイカー』のボンドガール、ロイス・チャイルズが登場するのもポイント。
豪華客船で楽しんでいる乗客をパニックが襲うのはまさに『ポセイドン・アドベンチャー』みたいな感じで、
中盤の展開は70年代のパニック映画を彷彿とさせるような雰囲気。
これは作り手も意識してやってると思うので、観てるこっちも 本作は前作とは違うタイプの映画と捉えて楽しんだ方がいいです。
ここはセット撮影やと思われますが、かなり大掛かりで、本作が金がかかってるのがよく分かります。
それにしても前作の5倍強(1億6000万ドル)は使い過ぎやと思いますがw
もちろん サンドラ・ブロック演じるアニーが大活躍
スパイものならまだしも、アクション映画の主役俳優が交代しても本作が大スケールで製作できたのは
アニーのキャラクターに主役級の魅力があったから!!✨✨
そりゃ写真も撮るわな(笑)
パニック映画の図式にならって、知り合った少女を救出するシーンもしっかりあります。
このセリフの使い方は脚本上手いです^^
海での撮影は大変なはずやし、本物の豪華客船が登場するシーンも多いのでお金がかかったと思います。
キャラ設定は弱いけど、顔は最狂www(爆)
終盤は制御が効かなくなった船の暴走のサスペンスになるので、ここは前作のパターンを踏襲していると言えますが、海には道がないし、スピード感もないから、やっぱり バスほどは盛り上がりません。
作品が盛り上がらなかったから、今回のG-SHOCKモデルは盛り上がらなかったかな?(^^ゞ
『スピード』のG-SHOCKといえば四角いイメージやもんな。
サスペンス的には前作に及ばなかったとはいえ、ビジュアルはなかなかの迫力!
ここはさすがにCGですが、かなりよく出来てると思います👍 1億6000万ドルも伊逹じゃない?(笑)
そういえば、このテの作品にありがちな、乗客同士がモメる構図がなかったのもよかった。
タンカーとの衝突を回避できたのに、止まれないから港の別荘地に突入
実際のセットを破壊してるシーンもけっこう出てくるので、ここも かなりお金が掛かってると思われますw
フツーの映画なら突っ込む寸前で止まるよね(笑)
金持ちのためのリゾート地やから破壊してもエエやろ的なノリの軽さは好きです
www(爆)
ここで登場するのが前作でも巻き込まれキャラを好演したwグレン・プラマー!
前作でジャガーに乗ってた設定が活きましたね^^
ココまでついてないキャラも珍しいですが(笑)
ちゃんと このニイちゃんにもハッピーエンドが用意されてるんでご安心をw
ここは『007 消されたライセンス』を彷彿とさせるアクション
終盤は見せ場の連打で、前作と比べなければw楽しめます
爆破シーンの迫力は前作を凌駕してます
もちろん〈ラブストーリー〉としてのハッピーエンドを迎えます(*^.^*)
チョイ役にもハッピーエンドを用意してる映画って好き
あくまでも‘今回の主役はアニー’というスタンスのエンドクレジットもマル〇
世間的には失敗作かもしれませんが、
【女性が主役のアクション映画】、しかも【 フツーのネエちゃんがwアクション映画の主役を張った作品】
として、これはこれで記憶に残るアクション映画になったと思います
公開から丸二十年経ったことですし、
前作とは別物と割り切って、それなりに頑張ってるw本作を認めてあげてもいいと思いました。
ボクは好きですよ^^ 少しウトウトしましたけどw(←コラッww)