INTERSTELLAR (2014)
本作は、ボクが一番好きな映画やった時期もあった『コンタクト』を連想させる雰囲気があって、
実際 プロデューサーのリンダ・オブストも同じ。
ということでかなり気になりつつも、約2時間50分の上映時間と、女優さんの好みの問題でw
映画館には結局行きませんでした。
でも、先日観た『メッセージ』が『コンタクト』を彷彿とさせたので本作のことも連想して観たくなりました。
本作、評論家からも一般の観客からもすこぶる評価が高く、現代最高の映画監督の一人と言ってもいいであろうクリストファー・ノーラン監督作ということで、(面白くないワケがない)と思って観ましたが、
正直 ノれない部分もありました。
仕事疲れが残ってる夜中に観てしまったのもいけないんですが、中盤は何度もウトウトしてしまいました。
ボクは基本ネガティブなブログは書かない主義なんですが、
もう 公開されてから日も経ってますし、巷では非常に評価が高いから、敢えて書きたいと思います。
誤解の無いように言っておきますが、つまらなかったワケではありません。
それに、クライマックスの展開は素晴らしいと思いました。
ただ、こういう作品が賢ぶったw評論家から高評価を受けるのは分かるとしても、
一般の方も軒並み高評価してはるのが引っかかったので、敢えて少数意見を書きたいと思ったんです。
〈個人的にノれなかったポイント〉
①まず やっぱり長い。
『コンタクト』も2時間半ありましたが、2時間50分はやはり長いです。もし映画館に行ってたら予告も合わせたら3時間強。
例えば同じように長くても『キング・コング』のように内容が詰まってたらいいんですが、
個人的には先に書いたように中盤がダレてしまいました。ココら辺りはもう少しコンパクトにまとめるのも可能やったと思います。
②序盤の雰囲気はいいんですが、地球がおかれている危機的状況がイマイチよくは分かりませんでした。
わざとそういう演出していたのは理解できるし、説明過多な作品よりはずっといいんですが、
危機的状況がさほど感じられないから、主人公の勇気ある行動に対してイマイチ熱が入りませんでした。
このテの設定の既存の作品との差別化を図っているように見えましたが、
“地球の危機 → 主人公の命懸けの旅立ち”という図式は、多少ベタになっても もっとドラマチックに描いて欲しかったかな。
③宇宙船などのデザインが好みじゃなくて、特殊効果映像もボクには水準並に見えたのでそこも盛り上がらず。
リアルさを狙っていたと思われますが、そのぶんビジュアルに新鮮味は全くなかったです。
ノーラン監督は今までに凄い映像を見せてくれていたので、自分の中でハードルを上げ過ぎていたのかもしれませんが。
④ハンス・ジマーの音楽がいまいち。わざと独特なスコアにしてるのは分かったんですが、本作の壮大なテーマには合ってない感じがしました。クライマックスのスコアはよかったんですが。
まぁ こんな感じでしょうか。
でも、先に書いたように、クライマックスは素晴らしいので、そこまで辿り着くための壮大なる伏線と捉えたら、これはこれでアリなのかもしれません。
物理学的な要素も強く出ているので、2回3回観たら面白さが増す可能性もあります。でも長い(笑)
ワームホールをここまで描いた作品は初めて見たから、そこは興味深く見れましたね!
観ている間は意識してませんでしたが、マシュー・マコノヒーは『コンタクト』にも出ていたんですよね!
今回は完全に主役なので、彼の素晴らしい演技が作品を支えています。
『メッセージ』を観た時も思いましたが、やはり『コンタクト』を観たくなりました。
本作を気に入った方にも是非とも観ていただきたいです!
本作を小難しく感じてしまった方でも『コンタクト』は楽しめると思います^^
蛇足?になりますがw
マコノヒーの娘の担任教師を演じた女優さんはかわいかったです^^
コレット・ウォルフという女優さんで37歳ですが、キュートですね(*^.^*)
こちらがヒロインなら、中盤もダレなかったかもしれません(笑)
まぁ、単なる好みの問題ですけどねww(^^ゞ