THE WOLVERINE (2013)
現在公開中の『ローガン』を観に行く前にDVDで復習しました
本作は日本が舞台になってて 大々的にロケもされてたようなので、
公開当時は結構話題になっていたと思います。
長崎に原爆が落とされたところが回想シーンとして出てくるんですが、
ボクは小中と長崎に住んでいて、原爆資料館なども見たことがあったので、引き込まれました。
実際に長崎ではロケしてないみたいなんですが、日本の色んな所でロケしたみたいで、
個人的には『ブラック・レイン』以来 久々に本格的に日本が舞台のハリウッド映画を見ました。
昔のハリウッド映画に比べると、‘なんちゃってニッポン’みたいなw 笑っちゃうシーンはなかったので、
ジェームズ・マンゴールド監督はきちんと日本を描けていると思いましたね!
女優さん好きなボクにとっては、
魅力的な日本の女優さんを二人も観れるところが、本作最大のポイントやったりします^^
まずは、雪緒を演じた福島リラ
トップモデルらしい個性的な風貌で強烈な存在感を残します!
予知能力があるということもあって、けっこう意味深なセリフがいくつかあるのも注目。
本作は基本独立した作品で、それは『ローガン』もなんですが、
『ローガン』を観た後の方が、より 本作のテーマが伝わってきました。
結果的に、ジェームズ・マンゴールドが連続して監督したのが良かったと思います。
パッと見の世界観は違うようでも、そこに流れる精神性は明らかに同じものやからです。
もう一人、『バットマンvsスーパーマン』にもチラッと登場していた、真理子を演じたTAO
この人もモデル出身でさすがのプロポーションでしたが、
かわいらしい感じもあって^^ 個人的に本作最大の収穫は彼女でした!👍
今回の悪役で、真理子の父親を演じる真田広之は、ハリウッド映画でもお馴染みになりましたね!
今回の主な敵はジャパニーズ・ヤクザって感じなんですが、
こいつらが意外に強いというか、ウルヴァリン相手にけっこうガチで戦います
前半にある、新幹線で繰り広げられるアクションが、本作のアクション最大の見どころ!!
フツー、CGバリバリでこういうアクションやられたらシラけるんやけど、
本作くらい割り切ってw徹底してやってくれたら、これはこれでオモロイです!^^
風圧で?! 飛んじゃうトコなんか最高!!
下っ端のワリにはw ヤクザのおニイさんが善戦するので^^なかなか見応えがあります!!
そりゃ、実写じゃできんわな(笑)
ヒロインを守るために命懸けで戦っても、
そのヒロインがそれに全く気づいてないのはお約束ww
マンゴールド監督は意外に?! ユーモアも織り交ぜているところがいいです。
(地上波ではここカットしてましたねw)
同じく ヒュー・ジャックマンと組んだ『ニューヨークの恋人』は最高にロマンティックなラブストーリーやったから、この監督さんは器用なタイプなんでしょうね!
『007 ダイ・アナザー・デイ』の悪役が印象深いウィル・ユン・リーが登場したのもよかった!
TAOは、さりげなくセクシーな感じがすごくよかったです(*^.^*)
不思議に 母性的な感じもある^^
これまでの数多くの戦いで傷ついたウルヴァリンの癒しになるのも自然な展開といえます。
戦いを避ける生活をしていたのに、目の前で窮地に陥る女性をほっとくわけにもいかず、
はからずも激しい戦いに身を投じていくウルヴァリンには哀愁を感じます。
なんか、ロケーション効果もあってか、ウルヴァリンが寅さんに見えました(^^ゞ
‘美人をほっとけない’とこもおんなじ感じやし!?^^
日本人からすれば当たり前のことやけど↗
ここが〈サムライ・スピリット〉を意識しているのは、クライマックスを観れば分かる。
厳密に言うと、侍精神の意味を成してないかもしれんけど、少なくとも雰囲気は伝わったからいいと思う。
ジャックマンは〈侍精神〉が似合う俳優さんやと思いますね!
ウルヴァリンというキャラクターがSAMURAIと相性がいいのかもしれません。
どこか刹那的なところがあるよな。そこがいい。
そんなウルヴァリンやから、真理子とのひとときに心が和む。
こんなシーンも なんか寅さんっぽいねんなぁ~w
情緒があるよな。監督はエエ人なんやと思う^^
浴衣に濡れ髪は反則です(笑)
TAOちゃん 色っぽい(*^.^*)
今観た方が、このシーンもグッとくる♡
リラちゃんはアクションが最高にサマになってました!!
マンゴールド監督は日本の屋敷の特徴をちゃんと活かした見せ方をしていましたね!
日本の風景が奇異に映らなかったのは、監督の手腕の成せる技やと思います。
ヴァイパーも🐍なかなかキャラが立っててよかったです! 悪そうなネエちゃんやもん(笑)
クライマックスに登場するシルバーサムライがなかなかかっこよかったです!
ココはいかにもアメコミっぽいですね^^
しかし、なんだかんだ言っても、個人的には本作はTAOちゃん&リラちゃんです(*゚ー゚*)
戦いが終わって、女の子の顔になるのもいいですね(^.^)
真理子は実業家の顔に^^
本作は異国情緒たっぷりな舞台と、そこでのローガンと真理子のラブストーリーの奥ゆかしさが相まって、アメコミ映画らしからぬ 人情味を感じる作品になったと思います。
『ローガン』がさらに人間臭い映画になっていたのも納得です。
本物のSAMURAIスピリットはローガンの中にある!!!