THE SPY WHO LOVED ME (1977) ②
前に書いたように、初めて映画館で観た007は『ムーンレイカー』でしたが、
昔は、上映が終わった作品を二本立てとかで上映する名画座っていうのがあったから、
本作も映画館で観ることができました。
しかし、『ムーンレイカー』に比べるとテンポがゆっくりやし、見せ場も不足してるように感じたので、
その時は ややガッカリした記憶があります。
でも、後で見返すうちにだんだん好きになって、今では そのテンポも好きですね♫^^
本作はエジプトをはじめとして、ロケ効果がかなり活きているボンド映画として素晴らしいと思います。
こういう格好がサラッとできちゃうのも、ムーア=ボンドの魅力ですね(^.^)
ガッツかずにw スマートにジョークをはさむのがムーア流^^
『慰めの報酬』にも似たようなシーンがありましたが、
役者によって雰囲気が変わるのが、このシリーズの面白いところでもあります。
シャレたバーが似合うのも、ボンド役者の必須条件!
実は バーバラ・バックのルックスが好みじゃないのが、本作に最初ノリきれなかった理由のひとつで、
こればかりは好みの問題なんで どうしようもないんですが(^^ゞ
彼女がKGBのスパイという設定で、ボンドと互角に渡り合うのは面白かったですね!
トレーシーの話を持ち出された時のこのムーアの表情がいいです。
ムーアが時おり見せるこういう表情が本当に好きでした。
時おり コントの効果音みたいな音楽が入るのが個人的にはアレなんですがw;^^
主題曲が素晴らしいから、こういうシーンのスコアはいいですね~♪
マーヴィン・ハムリッシュの起用は成功やったと思います。
こういう時のムーアの表情、いいな~^^
他国のスパイ同士でライバルでもあるから互いに牽制しつつも、ボンドはこういう表情をするのがいい^^
ここでのアニヤの動きが素早くて、バックもやるな(!)と思いました^^
こうやって振り返ると、メインのロケ地であるエジプトの雰囲気との相性の良さから
バックが起用されたようにも見えてきます。
怪力のジョーズに襲撃されてるピンチの時でも、敢えて余裕の振る舞いをするのもイイよな~^^
やっぱり、こういう雰囲気がボンド映画が他のアクション映画とは違うところですね!
90年代以降、ノンストップのアクション映画が主流になって、それはボクも大好きなんですが、
そういう映画が主流になっている時代やからこそ、往年のボンド映画の雰囲気は貴重やし、
このアプローチで 今こそまたやって欲しいですね。
女性の行動には敬意を持って対応するのもイイ男ならでは^^
歴史的な観光名所の中に Mの事務所と Qの研究室があるのも、このシリーズの楽しさでしたね(^^♪
タダではヤラれません(笑)
『スペクター』の、列車内での情熱的なラブシーンもよかったですが、
こういう 大人な感じもいいですね(^.^)
お子ちゃまの時はw分からなくても(^^ゞ
大人になったら色々な面白さを発見できるのもボンド映画の魅力やと思います。
でも、子供が見ても楽しめるのがムーア=ボンドなんです♫(^_-)
つづきます―
JAMES BOND WILL RETURN!