ROMIO+JURIET (1996)
レオナルド・ディカプリオがめでたく初オスカーを獲得したということで
かなり久しぶりに観ました
サントラもかな~りw久しぶりに引っぱり出して、聴きながら書いてます
『ムーラン・ルージュ』で見事なミュージカル映画を撮ったバズ・ラーマン監督だけに
音楽のセンスはなかなか
しかし、彼のアクの強い演出は好みが別れるところではあると思います。
本作も特に冒頭において かなり独特な演出がなされていて、
しょっぱなで観る気を無くす方もいるでしょうが、もし そうなってもガマンして下さい(^^ゞ
冒頭を乗り越えればwあとは意外にフツウに観れます^^
その冒頭でいきなりインパクト大なのがジョン・レグイザモ!!
彼は本作以降も 印象に残る作品が多くて、好きな俳優さんです!
男のボクが観ても惚れぼれするようなカッコよさなので
もし、冒頭のノリについていけなかった方も引き込まれるハズです
クレア・デーンズの美しさも特筆モノ
彼女は他の作品では美人女優というより知性派のイメージがボクにはあるので、
ここまで美しく・可愛く撮ったラーマン監督は、本当に女優を撮るのが上手い監督さんやと思います
本作で一番好きなシーンという以上に、
自分が今まで観てきた映画の中でも最も美しいシーンといえるのがココ!!
このシーンで心奪われなかった方は、もう 本作は観なくていいですw
最近『アントマン』でマーベルヒーローになった(!)ポール・ラッドでした^^
昔はさほど目立たなかった俳優さんがビッグになってたりすると嬉しいですね♪
シェイクスピア劇だけに、歯の浮いたようなセリフがたくさん出てきますが
この美男美女なら、そんなセリフも自然に胸に入ってきます
デーンズのジュリエットは健康的な感じも好き(*^.^*)
終盤の悲劇的な展開とラストは誰もが知るところでしょう
20年前はCGが使われることがほとんどなかったので、
夕陽などの 自然な風景を絵画的に切り取った映像が本当に美しいです
こういう美しいシーンもラーマン監督ならではです!!
映画館で観た二十代の頃は、このラストがただただ悲しかったけど、
結婚して 子供もそこそこ大きくなった今観たら、すこし後味が違いました。
結婚して子供ができることは本当に幸せですが、
家族としての生活には様々な現実の問題が絡んでくる。
恋愛時代の熱い気持ちが無くなってしまうのが普通やと思います。
もちろん ラブラブな恋愛感情を超えた信頼関係・親子関係はできますが、
二人だけで居た頃の時間は戻らないのです。多分。
それを経験した今観たら、
このラストが二人にとっては決して悲劇的なだけではないようにも見えました。
お互いがお互いを一番愛していることを確かに目の前にして
短くはありましたが、人生をまっとうしたからです。
でも、本音は
二人が生きてハッピーエンドを迎えるリメイク作も いつかは観てみたい気もします。
それじゃ、シェイクスピアっぽくないけど(^^ゞ