SPECTRE日記①/?
改装工事を終えたばかりのTOHOシネマズ梅田で昨日 二回目を観て来ました!
張り切って先行の一発目で観ていたのに、なぜ ブログを書いていなかったのかというと、
ぶっちゃけ、初見では戸惑いがあったからです(^^ゞ
【ネタバレも含みます】
今でこそ、観る度に好きになってきた前作の『スカイフォール』ですが、
ぶっちゃけ 基本的には、シリーズの中では最も苦手な部類に入る作品。
だから、サム・メンデス監督には続投してほしくなくて、最初は続投しないようやったから
安心&期待してたらw^^ 続投が決定;^^
ボクはその時点で新作への期待感はなくなっていました。
007はアクションが一番大事と思ってるボクにとっては、
ドラマ性に重きを置いたメンデス監督の作風は馴染まなかったのです。
しかし、新作のタイトルが、ズバリ(!!) ボンドの宿敵である【SPECTRE=スペクター】になったことや、
好きな女優さんのレア・セドゥちゃんがボンドガールに決定したことで、俄然期待値が上がりました!
『スカイフォール』にはボンドガールのお楽しみが決定的に欠如していたので、
セドゥちゃんがボンドガールになっただけでも、ある程度の面白さは保証されたようなものでした^^
メンデス監督の続投で懸念されたアクション不足も、予告を見る限り 不安はなさそうでした。
007は一番大好きなシリーズやから、新作を観る時はいつだって期待や不安がありますが、
今までになく事前に様々な情報を仕入れていたからこそ、
いつになく色んな期待や不安を抱えて、TOHOシネマズ梅田の席に着いたのでした(^^ゞ
【本音を書いてますので、意見が違う方はご容赦を<m(__)m>】
やっと復活したオープニングのガンバレルに嬉しくなりましたが、
銃口の丸い穴からシーンが始まるのではなく、まずテロップから入って
メッセージ性を伝えるのがメンデス監督らしいと思いました。
これはおそらく、前作で死の淵から復活したボンドや、久々に登場するブロフェルドの登場を示しているのかと。
上手く表現できませんが、オープニングからやや砂っぽいというか、『スカイフォール』でのクリアな映像美とは明らかに違うスタイルだったのは、撮影監督が変わったことも影響したのかもしれませんが、
本作は様々なロケ地で撮影しているのに、映像の雰囲気は統一されているので、
メンデス監督の意図であるのは間違いなさそうです。
しかし、オープニングはせっかく大量のカラフルな衣装を作ったり、エキストラを投入して
大規模な祭を再現していたので、クリアな映像で観たかったかな。
冒頭からの長回しがまず素晴らしいですが、
このシーンは 最初観た時は一番スリリングだったと言っても過言じゃありません!!
こんなところを小走りで進むのは怖いですよねw
本作も実写のアクションにこだわってるのは嬉しいところですが、
ビルが爆破して崩れ落ちてくるシーンがあまりにもよくできているので、
ここはCGも使ってるように見えました。
ただし、この後、ボンドが意外なことでケガをせずに済むシーンが最高で、
メンデス監督のイメージにはなかったユーモア描写が
今思うと、本作の方向性を如実に示していたのかもしれません。
James Bond@007
Bank Holiday Weekend plans be like... https://t.co/TZG1ZDFM9m
2022年08月29日 21:00
そもそも、大群衆の真上を飛ぶヘリの中で格闘するなんて危険極まりないし、
まぁ、特にアヴァンタイトルではボンドが無茶するのはお約束ですが、
本作ほど一般市民に危険が及ぶ可能性があるアクションは観た記憶がないw
逆に言えば、これほど危険な撮影もなかったハズで、
このアヴァンタイトルは、スケール感としてはシリーズ最大といって間違いないかと思います。
007には必ず1つは欲しい“アッと驚くアクション”も
ヘリコプターが回転するシーンとして楽しむことができます!!
ただ、ココぞというアクションシーンは予告では隠しといて欲しかったですね。
『オクトパシー』のセスナにつかまるとこ、『美しき獲物たち』のスキー・サーフィン
『消されたライセンス』のトレーラーの片輪走行なんかは、公開されてから初めて観て
(オォッ!!!)ってなりましたからね~^^
今回のアヴァンタイトルのアクションは、ダニエル・クレイグのボンドになってからでは最高です!!!
サム・スミスによる主題歌も素晴らしくて、オープニングタイトルの映像も完璧な出来!!
『女王陛下の007』を想起させる映像に胸が高まったファンも多いことでしょう。
この映像で暗示されるように、本作は『カジノ・ロワイヤル』から始まったクレイグ=ボンドを総括するようなストーリー運びになっています。
『カジノ・ロワイヤル』と『慰めの報酬』が完全に続きの物語だったのに、
それが『スカイフォール』でいったん途切れてしまった感がありましたが、
本作はそれら3本を1つの流れに戻すことに成功。
しかし、無理くり感があるのも事実で、ここは賛否分かれるところだと思います。
もっと上手く描き込んでほしかったと思いますが、クレイグ=ボンドはシリーズの伝統である一話完結ではなく、物語が続いてるのが魅力でもあったので、
『カジノ~』と『慰め~』で描いたものを収束してくれたのは良かったと思います。
クレイグ自身もストーリー作りには関わっているようなので、これはクレイグのこだわりでもあったんじゃないかと思いますね。
クレイグほど製作に深く関わってるボンド役者はいなかったと思うので、
クレイグ=ボンドのクオリティーの高さは、ボンド役者としてはもちろん、クレイグの作品製作に懸ける熱意の賜物やと思います。
長くなりそうなので、ひとまずここまでで―(^^ゞ