SAN ANDREAS という原題でピンとくるのは サンアンドレアス断層。
地震が多い国に住んでるボクらにとっても他人事ではない物語。
それゆえ 公開延期の憂き目にあいましたが、やっと公開かと思った矢先にまたも災害が…。
【ネタバレも含みます】
本作の災害シーンは科学的考証も行った上で描かれたようなので、それらの描写はリアル。
オープニングのあり得ないような救出シーンからして、
本作はエンターテイメント作品であることをしっかりと心構えさせてくれます^^
いざ大地震が起こったら、なんの躊躇もなく
まずは我が嫁の救出に向かうドウェイン親父のなんと迷いのないことかっ!!w
ふつう レスキュー隊員の役やったら、一般市民を助けつつも
我が家族も救い出すというパターンやけど、
本作の主人公は目の前の惨状を目にしても、家族のことしか頭にないように見える(^^ゞ
それに、単に救い出すだけではなく、家庭内であった辛い過去にも思いを馳せ、
それらのトラウマからの自身の解放まで果たすストーリーテリングになってるんやから
まことに正しい【家族映画】なのです!!(^_-)
嫁さんを演じるカーラ・グギーノは『スパイ・キッズ』のお母さん役でお馴染み^^
セクシーで 好きな女優さんです(*^.^*)
そして、娘役のアレクサンドラ・ダダリオちゃんは
5年前に観た『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』で
カワイイと思いながらも、その後の作品は見てなかったから久しぶり^^
今回観に行った大きな理由の一つが彼女です(笑)
その期待通り(!!) ますますキレイに、かつ かなりwwセクシーになってて
こりゃ 父親ならずとも命懸けで助けたくなるニイちゃんが登場するのが分かろうというものです
そのニイちゃんを演じるヒューゴ・ジョンストン・バートとその弟クンを演じるアート・パーキンソン君は
初めて見ましたが、
二人ともなかなかイイ味を出してて、緊迫感溢れる展開の中で、フッと笑わせてくれます( ´艸`)
『センター・オブ・ジ・アース2』でもジョンソンと組んで、小気味よい演出を見せてくれた
ブラッド・ペイトン監督は本作でも娯楽肌な腕前を披露!
このテのディザスター大作は群像劇みたいにしがちやけど、
本作は家族プラス、その娘に惚れるニイちゃんと弟というww
結局は将来家族になる人たちだけでしょ(!!)みたいな^^
登場人物の絞り込み方が潔い!!
だから、ドラマ部分がダラダラすることなく、
地震のシーンも、実際の地震の特性を踏まえつつ まんべんなく配しているから退屈するヒマがない!!
それで2時間未満におさめてくれているから、まさに理想のテンポ展開
作品のリズムに乗れるから、とってつけたようなあざといシーンでも(笑)
思わず 目頭が熱くなってしまいました!!(≧▽≦)
日本人としては心底恐ろしい津波【TUNAMI←世界共通語になるくらい】のシーンは目をそむけたくなるほど。
同時多発テロを彷彿とさせるビル倒壊シーンも、その粉塵が実際に迫ってきそうなほどの迫力です。
過去の災害をイヤでも思い出してしまうシーンがあるからこそ、
家族の絆を描いたストーリーに心動かされ
たとえ街は崩壊しても、愛する人さえいたら
また 新しい一歩を踏み出せるんやと思えるラストには
この世の終わりのような世界を目の前にしても、そこには確かな希望がありました
このごろ、強い父ちゃんの映画に弱いです(笑)