ウェス・クレイヴン監督 “MY SOUL TO TAKE” | 【映画とアイドル】

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   MY SOUL TO TAKE(2010)







これは当時勢いがあった3D作品として本国で公開されましたが、

「3D作品として最も興行的にコケた映画」とか言われていたような…;^^

実際、興行成績も評価も散々で、日本では当然のごとく?ビデオスルーでした汗


しかし、クレイヴン監督のファンとしては楽しめる部分も多いので、

ボクは嫌いじゃないです^^


原題の“MY SOUL TO TAKE”は字幕の訳によれば「魂をお召し下さい」ということで、

これは脚本も書いたクレイヴンの宗教観が出ている作品のような印象もあります。

信心深いキャラクターも出てきますしね。

ただ、アメリカ映画ではそういうキャラは珍しくない。

ティーン映画でもそういうキャラがよく出てくる気がします。

ここは 日本人の感覚とは大きく違いますね。












冒頭から引き込む手腕はさすがですが、

今回は最初から大元の犯人の正体を明かしているのが今までとの大きな違い。

もちろん そのままそいつが犯人っていうオチではないですが、

その犯人の魂が生き続けていることは示唆されるので、

本作は『スクリーム』にあったような‘犯人探し’の面白さよりも、

‘邪悪な魂もこの世に生き続けている’という、ある種 観念的な恐怖を描いてるように思います。










今回は二回目の鑑賞だったので、良くも悪くも冷静に見れたかも?(^^ゞ

初見の時は(誰が犯人やろ?)て、楽しみながら観たからw


しかし 映画っていうのは 2回・3回観て初めてその作品の本質が分かったりしますからね。

本質とは言っても、あくまでも 観た個人個人の捉え方ですが。


なんだかごちゃごちゃ書いてしまいましたが^^

序盤に語られる【多重魂】という言葉が本作を言い表しているような気がします。

【多重人格】を【多重魂】と表現したところにクレイヴン監督の真意があるのではないでしょうか。


小難しくなってきましたが;^^ 本作が低評価に終わったのは、このノリが受け入れられなかったんやと思います。


しかし、本作の嬉しいところは『スクリーム』のような学園ものテイストがあるところです!

今思うと、クレイヴン監督にはホラー要素を抜きにした、‘直球の青春映画’も撮ってほしかったような気がしますね^^

そう思うくらい、彼の若者の描き方は上手いですグッド!

観念的なノリの本作でも、若手のイキイキした描写はさすが!!


しかも、フツーならスパイス的なキャラになるはずの女番長(笑)が、

クライマックスでは重要なキャラになっていく展開が意外で楽しめる。


ほんで、その女番長が可愛いんです!!!(///∇//)
















この ポリーナ・オルシンスキーちゃんもなかなか可愛い(*^.^*)








女番長wwファングを演じたエミリー・ミードちゃんは現在26歳。

まだまだ若いので これからのブレイクに期待したいところ!














はすっぱな感じのネエちゃんでw スタイルもバッチリやけど

ぱっつんが似合ってるとこがたまりません!!!ドキドキ(≧▽≦)ww






















クレイヴン監督の言葉が聞きたくて、ボクにしては珍しく オーディオ・コメンタリーも少し見てみたんですが、

このエミリーちゃん よく喋るのな!!ww

なかなか 本作の本質を捉えている発言もあって、「続編の脚本書く」とかオモロイ子^^


映画コケたし、クレイヴンも亡くなってしまったから 100%続編はないけど、

クレイヴン監督の魂を引き継いだような優れたホラー映画がまた登場してくれることを願いたいです。






本DVDには別エンディングが収録されてるんですが、

個人的にはこっちが好きです。







【別エンディング画像】


ダウン
















本オリジナルでは丸くおさまったファング姉ちゃんがw とんがってるのがいいし、


本作のテーマを象徴しているかのような

味わいのあるシーンで締めているところがいい。

こっちのエンディングにしておいたら、作品自体の評価も少しは上がってたんじゃないか?と

思うほど良いです。


ダウン



【死しても魂は生き続ける】ことを表現したかのようなシーン―
















クレイヴン監督の魂が、ファンの中で生き続けることは間違いありません。