URBAN LEDEND(1998)
いやぁ~…。 こう暑いと ホラーが観たくなります
この『ルール』はキャンパスホラーですが
劇中起こる殺人が【都市伝説】として言い伝えられているシチュエーションと同じなのがポイント。
だから、連続殺人のはずなのに、もしかしたら 人知を超えたものが絡んでるんじゃないか?という疑念が頭の片隅に常にあることによって、他のシリアルキラーものにはない独特の不気味さを楽しむことができます。
本作の素晴らしいところは、なんといってもオープニング!!
美人の女優さんやと思ったら、往年の名女優ナタリー・ウッドの娘さんとか!
ナターシャ・グレグソン・ワグナーという名前は実の父親と義父の名前を合わせたもので
義理のお父さんが『タワーリング・インフェルノ』など、ボクらの世代にはお馴染みのロバート・ワグナーだそうです。
結婚してから女優業やってないみたいでチト残念。
ここで登場するブラッド・ダーリフは『チャイルド・プレイ』のチャッキーでホラーファンにはお馴染み!
いかにもアブナイ;^^ ダーリフのキャラクターを活かしたドンデン返しに
しょっぱなから心底震えました(´д`lll)
ダーリフの他にも『エルム街の悪夢』のロバート・イングランドが登場するのも
ホラーファンとしてはニヤリ
今やアカデミー賞俳優で来年はジョーカーを演じるジャレッド・レトや、『プッシーキャッツ』のタラ・リード、
『陽のあたる教室』が印象深いアリシア・ウィットに『ビバリーヒルズ青春白書』のレベッカ・ゲイハートなどなど
このテのホラー映画にしては何気にキャストが揃ってるところも見もの!!
ジェイミー・ブランクス監督は、グロいシーンはほとんどナシで、きっちり怖がらせてくれる上手い演出
【都市伝説】をベースにしたことによって、ミステリアスな雰囲気が充満し、
ありきなりなシリアルキラーものとは明らかに一線を画しているところがなかなかな秀作やと思います。
ボクは本作を17年前に映画館で観て以来 DVDでも何回か観てますが、
今回、今さらながら気になるシーンがありました。
この時の現象とラストシーン(そういえば、確か『2』のラストシーンも…)が妙に重なって見えて、
これを合わせて考えると…
【都市伝説を模した連続殺人劇】であるはずのプロットが
【都市伝説】そのものに見えて、少しゾッとしました。