昔からの007のファンの方ならみなさんご存知な『ネバーセイ・ネバーアゲイン』というボンド映画。
これは本シリーズではありませんが、初代ボンド役者のショーン・コネリーが12年ぶりにボンド役に復活したので
当時は大変な話題になったものです。
コネリー=ボンドに思い入れのなかったボクは劇場では見ませんでしたが、
その後、TVやDVDで何回か見るうちにどんどん好きになっていったボンド映画です。
渋みを増したコネリーももちろんイイですが、
本作の最高なところはなんといっても
バーバラ・カレラ演じる悪い子チャン
ファティマの切れっぷり!!!!
彼女は本作の演技で、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたそうです
登場シーンの、足をカツカツやるところですでにイラチなwキャラなのが分かる(^^ゞ
悪党としての絶対的な自信をうかがわせます。
殺しの手段に特徴があるのもボンド映画の悪い子チャンとしては欲しい要素!
やっぱ 強いオーラのあるキャラには赤が似合う
こんな 値踏みするような目でwwジロジロ見られたら 着替えれませんwww(爆)
もちろん失敗するけど
ロケ地の特色を活かしたこんなシーンもボンド映画らしくていいです
すぐさま再アタックに行く展開がいい!!
アービン・カーシュナー監督のファティマの演出が徹底しているところが凄い!!
カーシュナー監督はこの悪女を描きたいがために監督を受けたんじゃないかと思うほど^^
素の顔で爆破して、終わったらこ表情 平気で人を殺せる、殺し屋としては最高のキャラです
正ボンドガールのキム・ベイシンガーと、ドアに映ったファティマを一緒に写すとか
カーシュナー監督のファティマ演出の異常なまでなこだわりが
ファティマの異常なキャラにそのまま反映されてる
殺しの指令に喜びダンスするうように階段を駆け降りるファティマ
とにかくその仕草表情がすべてに異常さを感じる完璧な悪役キャラ
アッサリ殺すんじゃなくて、
いったんボンドを拉致ろうとするところがファティマらしい^^
彼女がかって出演した『ドクターモローの島』の獣人間みたいになってます(笑)
もちろんギリギリに追いつめられても ジョークは忘れないのがボンド流
自分が最高の女だったと、最期にボンドに書かせようとするのも異常;^^
最初見た時は、アホなことしてるから反撃されるんやwと思ったけど、
このシーンのくだりも見れば見るほど面白い。
この 異常なこだわりこそファティマの特異性であるのがよく分かるから。
ボンドに撃たれても この笑い
まさに最強!!
最狂の悪い子チャンです!!!
もちろん最期は―
爆死!!!!!
ここまで徹底的に描かれた悪い子チャンって、本シリーズでもあんまりいないと思います。
美しくてセクシーで、華麗なファッションも着こなす
狂っていて、得意な殺しの手口を持ち、狙った獲物への執着心もハンパじゃない
ボンド映画の悪役として必要な要素を
すべてのシーンで焼き付けたファティマ・ブラッシュ!!
悪の組織スペクターの12号!!
個人的にこのファティマが悪い子チャンとしては一番インパクトがあって
好きですね~(^o^)
近々撮影が開始されるクレイグ=ボンドの新作で“ファムファタール”を演じることが決定した
レア・セドゥちゃん!
男を翻弄する雰囲気を持つ彼女がどんな悪い子チャンになるか本当に楽しみです
クレイグ=ボンド四作目にして初めての本格的な悪い子チャンになりそうで期待大!!
来月公開の『美女と野獣』も楽しみです