すみません。上巻の繰り返しになりますが、
近年、学習内容が複雑になり、文章読解よりも言語操作(レポートを書く、チラシ・ポスターを作るなど)に重きを置く様になったため、
一つの作品をじっくりと読む時間が足りなくなってきています。
同じ作品でも、授業で慌ただしく読んで、先生の質問に答えて、テストを受けるより、
小さいうちから、何度も聞いて、自分で読んで、内容が理解できている中で、自分で質問を考えて、みんなで話し合う方が、確実に血となり、肉となると思います。
教科書に扱われているお話は、当該学年で押さえてほしい「単語」、「表現」、「漢字」、「道徳的内容」がしっかりと入っており、
子ども達がその内容を身につけることで、人間的に成長できるものとなっています。
ということで、前置きが長くなりましたが、小学校4年生の国語教科書 下巻(光村図書)に掲載されているお話をご紹介します。
「ごんぎつね」新美南吉(校定 新美南吉全集 第三巻)より
言わずと知れた名作。
兵十が病気のおっ母の為に捕まえたうなぎを横取りしてしまったキツネのごん。
兵十のおっ母が亡くなった事に罪悪感を持ち、ひとりぼっちになった兵十に同情して、毎日、食べ物を運びます。
兵十とごんの不思議な関係の顛末とは?と言っても皆さんご存知ですね。分析批評の「色・イメージ」が掴みやすい教材でもあります。→3歳〜高校生向け、分析批評で読みを鍛える。その1
「ニンジン」まど・みちお(まど・みちお少年詩集 いい けしき)
まど・みちおさんの一行詩ですね。「けむし」とかもあったような…。
「およぐ」谷川俊太郎(ふじさんとおひさま)
感動を詩で表すことの教材として選定されているようです。
「初雪の降る日」安房直子(初雪の降る日)
女の子が、雪うさぎの行列に出会って、巻き込まれ、抜け出れなくなり…。
不思議な世界と現実を行き来する物語。
以上、小学校4年生の国語教科書 下巻に載っているお話でした。(本当は短歌教材がたくさんあったのですが、原典を辿るのが難しく、ごめんなさい🙇♂️)
まだ、上巻を見ていない方はこちら↓
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